宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 5/25 10:25 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度は500km/秒台に上がっています。 担当 篠原 CMEによる太陽風の乱れが未明に到来しました。 ACE衛星では、25日2時半(世界時14日17時半)に 太陽風の速度が450km/秒から550km/秒に急に上昇し、 磁場強度も5nTから15nTに高まっています。 太陽風の乱れとしては、特に強い変化ではありません。 この太陽風の強まりは、 25日3時(世界時14日18時)過ぎくらいに地球に到来しました。 茨城県柿岡の地磁気観測所の磁場データを1枚目に、 GOES衛星の磁場の北向き成分の変化を2枚目に掲載します。 世界時24日18時頃を見ると、各データは急に変化をしています。 これは、太陽風の急な強まりによって、 磁気圏が急に押しつぶされたことを示しています。 太陽風磁場の南北成分は、 擾乱の到来時に-10nTを超えるくらいに大きく南向きに振れました。 その影響で、磁気圏の活動度もより高まった様で、 AE指数はこの辺りで1000nTの変化をしています。 しかし、特に激しいというほどの変化ではありません。 また、太陽風磁場の南北成分は、 この前からずっと南寄りの傾向が続いていました。 このため、AE指数自体はグラフの全体に渡って、 500〜1000nTと活動的な状態になっています。 (このため、急な乱れによるAE指数の強まりが目立たなくなっています) 現在の太陽風は、速度は500km/秒、磁場強度は7nTと、 既に擾乱は弱まりつつあります。 太陽風の一時的な乱れは今日のうちに通り過ぎてしまいそうです。 太陽の活動は、C2、C1と小さなフレアが2回発生した程度で、 穏やかになっています。 1756黒点群は、一休みなのか、弱まろうとしているのか、 引き続き注目してください。 太陽放射線は、10にまで下がっています。 強まりは終わりつつあります。 茨城県柿岡の地磁気観測所で観測された、太陽風の急な強まりによる磁場変化。 (c) 気象庁地磁気観測所 GOES衛星の北向き磁場の強度変化。太陽風の急な強まりによって磁気圏が圧縮された。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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