宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:38)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、M5.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/24 10:18 C2.5
03:41 C3.4
00:25 C2.6
5/23 23:44 C3.9
12:56 C2.3
5/22 21:32 M5.0
09:50 C2.3
07:31 C2.9

黒点  5/24 (NOAA)
磁場 フレア
1745 1 α M5
1746 1 α ---
1748 3 β ---
1753 7 β ---
1754 7 β ---
1755 9 βγ C1
1756 19 βγ C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 457 +1.2
-2 h 452 -0.0
-4 h 472 -0.5
-6 h 423 -1.5
-8 h 435 -1.1
-10 h 409 -0.9
-12 h 369 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 103 9x10^2
5/24 828 4x10^3
5/23 1660 4x10^3
5/22 1 3x10^2
5/21 3 1x10^2
5/20 5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/19 13:07 1748群は縮小の傾向が続いています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2013/ 5/20 11:18 太陽の東西でCクラスのフレアが続いています。弱い太陽風の乱れが到来しました。
2013/ 5/21 12:28 太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/ 5/22 12:16 太陽風の速度がやや高速になっています。Cクラスのフレアが続いています。
2013/ 5/23 11:32 太陽の西の端でM5.0の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。
最新のニュース

2013/ 5/24 13:38 更新
太陽南東の1756黒点群が大きくなっています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。

担当 篠原

太陽の南東(左下)の1756黒点群が次第に大きくなっています。
SDO衛星可視光写真による、この2日間の変化を動画で紹介します。
黒点が動いてくっついたり、小さな黒点が発生・消滅したり、
半暗部(灰色の部分)が広がる様子など、様々な変化が見えます。

1756黒点群では、小規模のフレアも続いていて、
昨夜以降、C3.9、C2.6、C3.4などが発生しています。
今後更に大きなフレアを起こすようになるのか、注目して下さい。

一昨日のM5フレアに伴って増加していた太陽放射線(高速の陽子)は、
昨日の昼頃にピークを迎えて、以降、ゆっくりと減少しています。
現在はちょうど100くらいで、もうしばらく警戒レベルの10を超えそうです。


太陽風は、ACE衛星の観測が太陽放射線の影響から回復した様で、
現在の速度は460km/秒とやや高速です。
磁場強度は7nTと少し強めの値です。

一昨日に見られた太陽風速度の高まりが、そのまま続いている様です。
前周期ほどではありませんが、
太陽風の変化がある程度回帰してきたのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、+3〜-3nT程度で南北に変動しています。
このため、AE指数は300〜500nTの小規模の変化が連続しています。


今後の注目は、M5フレアに伴って発生したCMEの影響です。
今夜から明日にかけて太陽風の乱れが到来する可能性があります。
変化はそれほど大きくないだろうと思いますが、
磁場強度の強まりや速度の変化がどの程度になるか、
ACE衛星やAE指数のデータに注目して下さい。




SDO衛星可視光写真による、1756黒点群の2日間の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。