宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 5/24 13:38 更新 太陽南東の1756黒点群が大きくなっています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。 担当 篠原 太陽の南東(左下)の1756黒点群が次第に大きくなっています。 SDO衛星可視光写真による、この2日間の変化を動画で紹介します。 黒点が動いてくっついたり、小さな黒点が発生・消滅したり、 半暗部(灰色の部分)が広がる様子など、様々な変化が見えます。 1756黒点群では、小規模のフレアも続いていて、 昨夜以降、C3.9、C2.6、C3.4などが発生しています。 今後更に大きなフレアを起こすようになるのか、注目して下さい。 一昨日のM5フレアに伴って増加していた太陽放射線(高速の陽子)は、 昨日の昼頃にピークを迎えて、以降、ゆっくりと減少しています。 現在はちょうど100くらいで、もうしばらく警戒レベルの10を超えそうです。 太陽風は、ACE衛星の観測が太陽放射線の影響から回復した様で、 現在の速度は460km/秒とやや高速です。 磁場強度は7nTと少し強めの値です。 一昨日に見られた太陽風速度の高まりが、そのまま続いている様です。 前周期ほどではありませんが、 太陽風の変化がある程度回帰してきたのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、+3〜-3nT程度で南北に変動しています。 このため、AE指数は300〜500nTの小規模の変化が連続しています。 今後の注目は、M5フレアに伴って発生したCMEの影響です。 今夜から明日にかけて太陽風の乱れが到来する可能性があります。 変化はそれほど大きくないだろうと思いますが、 磁場強度の強まりや速度の変化がどの程度になるか、 ACE衛星やAE指数のデータに注目して下さい。 SDO衛星可視光写真による、1756黒点群の2日間の変化。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |