宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:32)
昨日、M5.0の中規模フレアが、一昨日もC9.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/23 --- ---
5/22 21:32 M5.0
09:50 C2.3
07:31 C2.9
5/21 01:21 C6.0
00:00 C9.7

黒点  5/23 (NOAA)
磁場 フレア
1745 3 β M5
1746 1 α ---
1748 7 βγ C6
1753 3 β C2
1754 3 β ---
1755 7 βγ C1
1756 13 βγ C3

太陽風 (ACE)
プロトン増加のため
速度の計測が不正確です
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 301 -2.0
-2 h 288 +0.4
-4 h 305 -0.7
-6 h 433 -1.5
-8 h 439 -1.9
-10 h 445 -1.9
-12 h 444 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -19 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 643 4x10^2
5/23 856 1x10^3
5/22 1 3x10^2
5/21 3 1x10^2
5/20 5 1x10^2
5/19 9 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/18 13:12 1748黒点群でM3.2の中規模フレアが発生しました。今朝、小規模の太陽風の乱れが到来しました。
2013/ 5/19 13:07 1748群は縮小の傾向が続いています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2013/ 5/20 11:18 太陽の東西でCクラスのフレアが続いています。弱い太陽風の乱れが到来しました。
2013/ 5/21 12:28 太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/ 5/22 12:16 太陽風の速度がやや高速になっています。Cクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2013/ 5/23 11:32 更新
太陽の西の端でM5.0の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。

担当 篠原

太陽の西に傾いた1745黒点群で、
昨夜、22日22時(世界時22日13時)にM5.0の中規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131、171によるフレアの動画を掲載します。
後半の171による拡大写真では、
ポスト・フレアループの輝きがとてもきれいに見えています。

GOES衛星のX線グラフを見ると、
強度の高まりが長時間続くタイプのフレアでした。
このフレアに伴って発生したCME(太陽ガスの放出現象)が、
SOHO衛星LASCO C3カメラで捉えられています。
太陽から右に向かって豪快にプラズマのガスが噴き上がっています。

この動画では、CMEが噴き出す頃から、
写真全体にちらちらと白い筋が飛び交うようになります。
これは、非常に高速に加速された陽子(太陽放射線)が
衛星のカメラに飛び込んでいる様子です。
GOES衛星の太陽放射線のグラフは急増していて、
現在、500〜800という数値に高まっています。


CMEの噴出は、地球から見るとほぼ横方向ですが、
SOHOの写真を見ると、その一部は地球にも到来しそうです。
2〜3日後くらいと考えると、明日、24日の夜から明後日にかけてでしょうか。
Mクラスの中規模フレアであることを考えると、
普通の高速風が到来するくらいではないかと思います。

NOAA/SWPCの計算では、24日19時(世界時24日10時)頃に、
600km/秒台の太陽風が到来する可能性があるそうです。
どうなるでしょうか。


現在の太陽風は、
太陽放射線の増加のため、ACE衛星による速度の測定ができなくなっています。
その前の様子から、400km/秒くらいの平均的な速度が続いていると思われます。

磁場強度は8nTくらいに強まっています。
前周期の強まりが残っているのでしょうか。

磁気圏はやや活動的で、
AE指数は500nTくらいの中規模の変化が半日ほど続いています。

明日以降は、CMEの影響に注目してください。



SDO衛星AIA131、171による、太陽西端の1745黒点群で発生したM5.0フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の西へ噴き出すCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


NOAAによると、太陽風の擾乱は24日19時頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。