宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 5/21 12:28 更新 太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 太陽の東端で、昨日の午後、20日14時半(世界時20日5時半)に、 M1.7の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 爆発の後に、きらきらとループ状のプロミネンスが重なるように輝く様子が きれいに見えています。 昨日のニュースでも紹介しましたが、 活動的な領域が太陽の東からやって来ているようです。 SDO衛星の可視光写真を見ると、 昨日の時点で見えていた黒点群(北側は1753群、南側は1754群)の向こう側に、 更に南北それぞれに新しい黒点群が現れています。 M1.7のフレアは、北側の奥の黒点群で発生している様です。 一方、活動が弱まっていた太陽中央部の1748黒点群も C2.7、C9.6、C6.0とCクラスの小規模フレアを再び起こすようになっています。 黒点はだいぶ小さくなってしまいましたが、この後どうなるのでしょうか。 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に400km/秒に少し下がり、 今朝、もう一段下がって、360km/秒とやや低速の風になっています。 磁場強度も、10nTから5nT前後へ下がっています。 CMEに関係する太陽風の変動は通り過ぎた様です。 磁場の南北成分は、-3nTくらいの弱い南向きが続いています。 このため、磁気圏の弱い活動が発生している様です。 AE指数は小規模の変化が続いています。 これから、27日周期の図の前周期の 4月24日以降の太陽風の変動が到来するかもしれません。 セクターの切り替わりと磁場強度の強まり、 速度の高まりなどが回帰してくる可能性があります。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の東端に現れた黒点の様子。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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