宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、C9.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/21 01:21 C6.0
00:00 C9.7
5/20 23:19 C2.7
13:48 M1.7
09:33 C4.0
06:15 C4.7
05:58 C3.2
02:36 C9.9
02:06 C4.2
00:08 C6.3
5/19 18:08 C3.4

黒点  5/21 (NOAA)
磁場 フレア
1744 1 β ---
1745 4 β ---
1746 4 β ---
1748 25 βγδ M1
1750 6 β C6
1753 2 β C2
1754 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 373 -1.9
-2 h 391 -0.8
-4 h 403 -2.0
-6 h 405 -3.1
-8 h 396 -2.2
-10 h 390 -1.1
-12 h 398 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.1 8x10^1
5/21 2.6 1x10^2
5/20 4.8 1x10^2
5/19 9.4 6x10^1
5/18 41.7 4x10^2
5/17 30.2 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/16 12:28 昨日のX1.2フレアのCMEが地球方向にも向っているようです。太陽のHα写真をどうぞ。
2013/ 5/17 12:01 1748黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。今夜くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。
2013/ 5/18 13:12 1748黒点群でM3.2の中規模フレアが発生しました。今朝、小規模の太陽風の乱れが到来しました。
2013/ 5/19 13:07 1748群は縮小の傾向が続いています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2013/ 5/20 11:18 太陽の東西でCクラスのフレアが続いています。弱い太陽風の乱れが到来しました。
最新のニュース

2013/ 5/21 12:28 更新
太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

太陽の東端で、昨日の午後、20日14時半(世界時20日5時半)に、
M1.7の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
爆発の後に、きらきらとループ状のプロミネンスが重なるように輝く様子が
きれいに見えています。

昨日のニュースでも紹介しましたが、
活動的な領域が太陽の東からやって来ているようです。
SDO衛星の可視光写真を見ると、
昨日の時点で見えていた黒点群(北側は1753群、南側は1754群)の向こう側に、
更に南北それぞれに新しい黒点群が現れています。
M1.7のフレアは、北側の奥の黒点群で発生している様です。

一方、活動が弱まっていた太陽中央部の1748黒点群も
C2.7、C9.6、C6.0とCクラスの小規模フレアを再び起こすようになっています。
黒点はだいぶ小さくなってしまいましたが、この後どうなるのでしょうか。


太陽風の速度は、昨日のニュースの後に400km/秒に少し下がり、
今朝、もう一段下がって、360km/秒とやや低速の風になっています。
磁場強度も、10nTから5nT前後へ下がっています。
CMEに関係する太陽風の変動は通り過ぎた様です。

磁場の南北成分は、-3nTくらいの弱い南向きが続いています。
このため、磁気圏の弱い活動が発生している様です。
AE指数は小規模の変化が続いています。


これから、27日周期の図の前周期の
4月24日以降の太陽風の変動が到来するかもしれません。
セクターの切り替わりと磁場強度の強まり、
速度の高まりなどが回帰してくる可能性があります。



SDO衛星AIA131による、太陽の東端で発生したM1.7フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端に現れた黒点の様子。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。