宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:07)
昨日、C6.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/19 --- ---
5/18 12:30 C6.0
5/17 17:34 M3.2
13:37 C5.0
06:35 M1.3
04:16 C4.8

黒点  5/19 (NOAA)
磁場 フレア
1743 2 α C1
1744 5 β C5
1745 11 β ---
1746 4 β ---
1747 6 β ---
1748 12 βδ M3
1749 3 β ---
1750 9 β ---
1752 4 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 380 +2.7
-2 h 370 +1.7
-4 h 409 -5.4
-6 h 409 -3.5
-8 h 411 -3.5
-10 h 422 -1.1
-12 h 428 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -29 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -36 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 5.5 4x10^1
5/19 9.4 6x10^1
5/18 41.7 4x10^2
5/17 30.2 2x10^2
5/16 32.4 2x10^2
5/15 16.1 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/14 12:29 太陽でX2.8、X3.2と大規模フレアが続いています。東端から現れた1748黒点群で発生しています。
2013/ 5/15 11:46 今朝、1748黒点群でX1.2の大規模フレアが発生しました。Xフレアは4回めです。
2013/ 5/16 12:28 昨日のX1.2フレアのCMEが地球方向にも向っているようです。太陽のHα写真をどうぞ。
2013/ 5/17 12:01 1748黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。今夜くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。
2013/ 5/18 13:12 1748黒点群でM3.2の中規模フレアが発生しました。今朝、小規模の太陽風の乱れが到来しました。
最新のニュース

2013/ 5/19 13:07 更新
1748群は縮小の傾向が続いています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。

担当 篠原

1745黒点群が太陽の東端に現れた13日以降の形の変化を、
SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。
黒点群の位置は適当に合わせただけなので、気楽に眺めて下さい。

Xクラスのフレアを繰り返していた前半から、
次第に黒点が縮小して行く様子が見られます。
今日のNOAAの報告によると、
黒点群の磁場の複雑さも「βγδ」から「βδ」へ一段下がっていて、
縮小の傾向はこちらにも現れています。


昨日以降の目立ったフレアは、
18日12時半(世界時18日3時半)に1748群で発生したC6.0と、
今朝、19日5時(世界時18日20時)に東の端で発生したC2.9の2つです。

C2.9が発生した場所は、SDO衛星AIA193の写真でも明るく見えています。
東端の向こう側に活動的な領域がある様です。


太陽風は、430km/秒の速度が続いていましたが、
今朝になって一段下がって、現在は380km/秒です。
磁場強度は、昨日の乱れの影響で10nTくらいに強まっていましたが、
現在は5nTと平均的な強度に戻っています。

磁場の南北成分は、南向きに-5nT程度振れている時間帯が目立ち、
AE指数は500〜1200nT程度の活発な変化が観測されています。

南極の昭和基地でもオーロラが輝いている様ですが、
金曜日くらいから天候が悪く、雲越しに光が見えるだけでした。


昨日紹介したように、17日の夕方に発生したCMEによる太陽風の乱れが
これから地球に到来しそうです。
今夜から明日にかけて、太陽風の変化に注目してください。

昨日到来した太陽風の乱れの様に、速度の変化は小さそうですが、
磁場が強まって南向きに大きく振れると、
磁気圏の活動は活発になります。
ACE衛星の速度とともに、
磁場強度や南北成分の振れ方にも注目してください。



さて、しばらく太陽が活発だったため話題にできなかったのですが、
SOHO衛星LASCO C3の写真に、すばる(プレアデス星団)が姿を現しています。
毎年この季節に現れる宇宙天気の風物詩なのですが、
これから10日ほどかけて写真の右端へ移動します。




SDO衛星の可視光写真による、1748黒点群の13日から19日までの変化。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星LASCO C3カメラに、すばる(プレアデス星団)が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。