宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:01)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/17 06:35 M1.3
04:16 C4.8
5/16 --- ---
5/15 10:16 X1.2
06:51 C4.3

黒点  5/17 (NOAA)
磁場 フレア
1743 6 β C2
1744 18 β C1
1745 20 β C1
1746 10 β ---
1747 10 β ---
1748 19 βγδ X1
1749 6 β ---
1750 8 β ---
1751 6 β ---
1752 9 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 380 -2.3
-2 h 396 -1.7
-4 h 380 -1.6
-6 h 373 -5.0
-8 h 379 -5.4
-10 h 386 -4.0
-12 h 380 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 21 1x10^2
5/17 30 2x10^2
5/16 32 2x10^2
5/15 16 2x10^2
5/14 1 1x10^3
5/13 0 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/12 09:50 太陽の南東でC8.0の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2013/ 5/13 11:25 太陽の東端でX1.7のフレアが発生しました。活動的な領域の出現が近づいているようです。
2013/ 5/14 12:29 太陽でX2.8、X3.2と大規模フレアが続いています。東端から現れた1748黒点群で発生しています。
2013/ 5/15 11:46 今朝、1748黒点群でX1.2の大規模フレアが発生しました。Xフレアは4回めです。
2013/ 5/16 12:28 昨日のX1.2フレアのCMEが地球方向にも向っているようです。太陽のHα写真をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 5/17 12:01 更新
1748黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。今夜くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。

担当 篠原

1748黒点群が太陽の東端に現れて、およそ3日が経過しました。
その間の黒点群の変化を、SDO衛星の可視光写真による動画で紹介します。
出現直後は黒点の形や大きさの変化が激しかったのですが、
昨日あたりからは全体的に小さくなっている印象を受けます。
今後、黒点群としてどの様に変化して行くのでしょうか。

その1748黒点群で、目立ったフレアが2回発生しています。
17日4時(世界時16日19時)にC4.8、
17日6時半(世界時16日21時半)にM1.3です。
フレアの様子を、GOES衛星のX線カメラによる動画で紹介します。

NOAAの報告によると、1748黒点群の磁場構造はβγδと現在も複雑で、
大きなエネルギーを蓄えている可能性があります。
この後も、大きなフレアを発生させるかもしれません。


太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度も、5nTと平均レベルで落ち着いていますが、
磁場の南北成分が、7時間ほど-5nTとまとまった南向きになっています。

このため、磁気圏の活動も高まって、
AE指数で600nTほどの変化が6時間ほど続いています。
昭和基地の全天カメラで、きれいなオーロラの活動が観測されています。
動画ではありませんが、その1枚をご覧ください。


昨日お伝えしたように、
今夜前後に15日朝のX1.2フレアに伴って発生したCMEによる
太陽風の乱れが到来する可能性があります。
速度が大きく乱れることはなさそうですが、
強い磁場のかたまりが流れてきて、大きく南向きに振れると、
オーロラの活動が激しくなる可能性があります。

ACE衛星の太陽風データでは、速度(黄色線)の変化とともに、
磁場の強度(白線)、南北成分(赤線)の変化にも注目してください。



SDOの可視光写真による、1748黒点群の出現以降の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES-15衛星のX線カメラによるC8.4フレアの様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の磁場が南向きに振れ、昭和基地で活発なオーロラが観測されました。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。