宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 5/17 12:01 更新 1748黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。今夜くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。 担当 篠原 1748黒点群が太陽の東端に現れて、およそ3日が経過しました。 その間の黒点群の変化を、SDO衛星の可視光写真による動画で紹介します。 出現直後は黒点の形や大きさの変化が激しかったのですが、 昨日あたりからは全体的に小さくなっている印象を受けます。 今後、黒点群としてどの様に変化して行くのでしょうか。 その1748黒点群で、目立ったフレアが2回発生しています。 17日4時(世界時16日19時)にC4.8、 17日6時半(世界時16日21時半)にM1.3です。 フレアの様子を、GOES衛星のX線カメラによる動画で紹介します。 NOAAの報告によると、1748黒点群の磁場構造はβγδと現在も複雑で、 大きなエネルギーを蓄えている可能性があります。 この後も、大きなフレアを発生させるかもしれません。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度も、5nTと平均レベルで落ち着いていますが、 磁場の南北成分が、7時間ほど-5nTとまとまった南向きになっています。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数で600nTほどの変化が6時間ほど続いています。 昭和基地の全天カメラで、きれいなオーロラの活動が観測されています。 動画ではありませんが、その1枚をご覧ください。 昨日お伝えしたように、 今夜前後に15日朝のX1.2フレアに伴って発生したCMEによる 太陽風の乱れが到来する可能性があります。 速度が大きく乱れることはなさそうですが、 強い磁場のかたまりが流れてきて、大きく南向きに振れると、 オーロラの活動が激しくなる可能性があります。 ACE衛星の太陽風データでは、速度(黄色線)の変化とともに、 磁場の強度(白線)、南北成分(赤線)の変化にも注目してください。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES-15衛星のX線カメラによるC8.4フレアの様子。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽風の磁場が南向きに振れ、昭和基地で活発なオーロラが観測されました。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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