宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:46)
今日、X1.2の大規模フレアが発生しました。
また、X3.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 10:16 X1.2
06:51 C4.3
5/14 09:58 X3.2
09:00 C4.9
06:55 C8.3
06:26 C3.0
00:36 X2.8
5/13 23:30 C5.3
21:45 C4.0
20:56 M1.3
18:22 C2.8
17:26 C4.5
17:03 C2.0
16:00 C2.4
10:52 X1.7
09:31 C9.3
07:36 M1.2
05:16 M1.9

黒点  5/15 (NOAA)
磁場 フレア
1741 5 β ---
1742 1 α ---
1743 7 β ---
1744 11 β ---
1745 18 βγ C8
1746 7 β ---
1747 8 β ---
1748 5 βγδ X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 320 +5.1
-2 h 331 +6.2
-4 h 336 +6.7
-6 h 359 +5.7
-8 h 362 -2.1
-10 h 373 -2.2
-12 h 375 -2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 15 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 8x10^1
5/15 1.4 2x10^2
5/14 1.3 1x10^3
5/13 0.3 1x10^3
5/12 0.4 1x10^3
5/11 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/10 12:49 太陽の東端でM3.9の中規模フレアが発生しました。
2013/ 5/11 09:26 太陽の東端から1745黒点群が現われ、昨日のM3.9に続いてM1.3のフレアを起こしています。
2013/ 5/12 09:50 太陽の南東でC8.0の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2013/ 5/13 11:25 太陽の東端でX1.7のフレアが発生しました。活動的な領域の出現が近づいているようです。
2013/ 5/14 12:29 太陽でX2.8、X3.2と大規模フレアが続いています。東端から現れた1748黒点群で発生しています。
最新のニュース

2013/ 5/15 11:46 更新
今朝、1748黒点群でX1.2の大規模フレアが発生しました。Xフレアは4回めです。

担当 篠原

先程、15日10時半(世界時15日1時半)に、太陽の東の1748黒点群で、
X1.2の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による、発生時の写真を掲載します。

1748黒点群は、これで13日以降に4つのXフレアを起こしました。
可視光による黒点群の拡大写真をご覧ください。
引き続き、この領域の活動に注目してください。

X1.2フレアは、日本の昼の時間に発生したので、
野辺山の電波ヘリオグラフでも観測されていました。
動画を掲載しているので、こちらもどうぞ。

私は運良く授業の合間だったので、Hα望遠鏡を屋上に出して、
フレア進行中の太陽を見ることができました。
ツーリボンとよばれる、明るい2本の筋を見ることができましたが、
生で見るのは格別です。


今日の写真では、STEREO Behind衛星から見た、
一昨日、昨日のフレアと、CMEの様子を紹介します。
STEREO Behind衛星は、地球から見ると太陽の左向こうにあります。
そのため、フレアを起こした1748黒点群は太陽の右端に見えています。

CMEのプラズマのガスが勢い良く噴き出していますが、
地球からは真横に向かっているため、
NOAAの予報によると、地球へ影響はほとんどやって来ない様です。
あくまで予報ですので、今後の太陽風の変化にも注目してください。


現在の太陽風は、速度が320km/秒へ下がり、
かなり低速になっています。
磁場強度は5nTから8nTにやや強まり、現在は6nTくらいに戻っています。

磁場がある程度南寄りになったためか、
AE指数は、500nTを超える程度の中規模の変動が発生しています。
オーロラの活動が見られた様です。




SDO衛星AIA131による、1748黒点群で発生したX1.2のフレア。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星の可視光写真による、1748黒点群(左)と1745黒点群(右)。
(c) SDO (NASA)


野辺山電波ヘリオグラフが観測したX1.2フレアの様子。
(c) 国立天文台野辺山太陽電波観測所


GOES衛星のX線強度の1分値データ。X1.2の大規模フレアが発生しました。
(c) NOAA/SWPC


STEREO Behind衛星EUVI195による、一昨日、昨日のX1.7、X2.8、X3.2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behind衛星COR2による、3つのXフレアに伴って発生したCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。