宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:43)
今日、C9.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 1 10:46 C4.1
10:18 C9.6
07:47 C2.3
05:44 C2.6
04:29 C3.6
4/30 17:38 C1.8
10:52 C2.2
06:55 C3.9
05:20 C5.9
04:26 C4.0
4/29 14:37 C3.0
14:01 C3.3
12:07 C3.0
11:22 C2.9
08:26 C3.1
05:10 C4.4
03:00 C3.6
01:43 C1.8
00:36 C3.7

黒点  5/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1728 1 α ---
1730 24 βγδ C6
1731 38 βγδ C4
1732 11 β C3
1733 1 α C4
1734 9 β ---
1735 11 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 378 -5.5
-2 h 373 -5.7
-4 h 384 -4.5
-6 h 387 -1.5
-8 h 394 +0.9
-10 h 403 +4.1
-12 h 433 +7.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -29 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
5/ 1 0.2 5x10^3
4/30 0.4 5x10^3
4/29 0.4 5x10^3
4/28 0.3 8x10^3
4/27 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 4/26 12:32 1726黒点群でC5のフレアが3回発生しました。太陽風は500km/秒台の高速風になっています。
2013/ 4/27 11:01 太陽の中央で巨大なフィラメント噴出が発生しています。高速の太陽風が続いています。
2013/ 4/28 11:01 昨日のフィラメント噴出によりCMEが発生しています。高速の太陽風は終わりました。
2013/ 4/29 12:03 1731黒点群でCフレアが頻発しています。太陽風は平均的な速度です。
2013/ 4/30 11:29 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。これから太陽風に乱れが発生しそうです。
最新のニュース

2013/ 5/ 1 11:43 更新
太陽風の小規模の変動が到来しました。C9.6のフレアが発生しています。

担当 篠原

昨日のニュースでお知らせした太陽風の変動が昨夜到来した様です。
ACE衛星の観測では、30日18時(世界時30日9時)に、
磁場強度が5nTから8nTに急に強まる変化が発生しています。
速度も、急という変化ではありませんでしたが、
350km/秒から450km/秒へ高まっています。

太陽風磁場の南北成分は、初めは北向きに振れていたのですが、
5月1日3時(世界時30日18時)頃に南向きに反転し、
以降更に強まって、-7nTくらいの南向きが続いています。

このため、磁気圏の活動度も今朝から高まり始め、
AE指数で700nTほどの中規模の変化になっています。

太陽風磁場の強まりは、今日いっぱいくらいは続きそうで、
磁気圏の活動度も高めの状態がしばらく続くかもしれません。

太陽風の変動は小規模のため、明日くらいには変化も終わって、
穏やかな低速の太陽風に戻りそうです。


太陽では、昨夕くらいから南西の1730黒点群の活動度が上がり、
C1.8、C1.3、C3.6、C2.6とCクラスフレアの発生が続き、
今朝、1日10時半(世界時1日1時半)にC9.6と
Mクラス寸前の大きなCクラスフレアが発生しました。

SDO衛星AIA131による1730群の活動の様子を動画で紹介します。
ちかちかと輝きが続くようになって、最後に大きな爆発を起こしています。

太陽では、その他の黒点群も大きな姿を保っています。
引き続き、フレアの発生に注目してください。



SDO衛星AIA131による、1730黒点群のフレア活動の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。