宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 4/28 11:01 更新 昨日のフィラメント噴出によりCMEが発生しています。高速の太陽風は終わりました。 担当 篠原 昨日のニュースで紹介した太陽のフィラメント噴出によるCMEの様子を、 SOHO衛星LASCO C3カメラと、 STEREO Behind衛星COR2カメラの動画で紹介します。 SOHOの動画では、太陽の下に向かって白いガスが広がって行きます。 同時に右にも噴き出しているCMEがありますが、 これは太陽の裏側で発生した現象の様です。 STEREO Behind衛星で太陽の斜め向こうから観測すると、 地球側で発生したCMEが右下に、反対側で発生したCMEが左側に それぞれ違う方向に飛び出しています。 CMEはかなり南向きに偏って噴き出していて、 地球方向への噴き出しは弱いようです。 どの程度の影響がやって来るのか、 30日から5月1日くらいの太陽風の変化に注目してください。 太陽では、活発に活動していた1726黒点群が、 西の端に没して見えなくなってしまいました。 それとともに、X線グラフの変動も小さくなっています。 残った黒点群では、北東の1731黒点群と南東端の1732黒点群で、 それぞれC1の小さなフレアが発生しています。 今後はこの辺りの活動に注目してください。 太陽風は、ゆっくりと速度が下がり、 既に420km/秒と高速状態は終わっています。 磁場強度も3nT前後と弱めの状態です。 太陽風の強まりは2日程度で終わりました。 27日周期の図で前周期と比較すると、前半の速度の山はなくなり、 後半の高まりも期間が短くなっています。 コロナホールは大きくなっていたのですが、 地球への影響は弱まっています。 磁気圏では、AE指数で300nT程度の小規模の活動が度々発生しています。 太陽風が弱まってきたため、今後はより静かになりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも増加していますが、 10,000のレベルには達していません。 増加はこのくらいで落ち着きそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) STEREO Ahead衛星による、SOHOと同じCMEの噴出の様子。裏側にも同時にCMEが飛び出している。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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