宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 4/27 11:01 更新 太陽の中央で巨大なフィラメント噴出が発生しています。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽では、活発なフレア活動を起こしていた1726黒点群が、 ほぼ西の端に没しています。 昨日から今日にかけても、Cクラスの小規模フレアを8回ほど起こしています。 最も大きかったのは、26日15時(世界時26日6時)のC7.0でした。 1726群は、この後も太陽の裏側で活発な活動を続けるかもしれません。 その反対に、太陽の東側から上がってきた1731黒点群は、 姿は大きいのですが、活動度は低いようで、 今のところ目立ったフレアの発生はありません。 また、昨夜から今朝にかけて、太陽の中央から南半球の中緯度に延びる 長大なフィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画をご覧ください。 太陽の4分の1を跨ごうかという巨大なフィラメントの噴き上がりで、 見応えがあります。 この後、CME(太陽ガスの放出現象)になっていますが、 まだ写真が揃っていません。 明日のニュースで動画を紹介できるでしょう。 正面で発生しているので、地球へも影響が到来しそうです。 太陽風は、550km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は3〜4nTくらいに下がっています。 高速風領域としては、後半に入りつつあるようです。 今日いっぱいくらいで速度は低下を始めるかもしれません。 ここまでは磁気圏の活動も活発で、 AE指数は、500nTから最大1000nTに達する大きな活動まで、 休みなく変動しています。 しかし、太陽風の磁場が弱まり始めたので、 今後は磁気圏の変動も規模が小さくなっていくでしょう。 2〜3日程度で太陽風の変動は収まりそうですが、 その次にCMEによる乱れが到来して、もう一度にぎやかになりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子が増加の傾向を見せています。 明日はもう一段高まっている可能性があります。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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