宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 4/17 12:19 更新 C3.5の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 今朝の17日6時半(世界時16日21時半)に、 太陽西側の1719黒点群で、C3.5の小規模フレアが発生しました。 13日のM3フレア以来、久しぶりにやや目立つフレアの発生です。 太陽では、その他にもC1の小さなフレアが数回起きています。 活動的な1719群がもうすぐ西に沈むので、 その後は1723群の動き次第になりそうです。 フレアの発生で見ると穏やかな印象の太陽ですが、 SDO衛星AIA304の動画を見ると、 太陽の端でプロミネンスがにぎやかな動きを見せてくれます。 14日から約3日間の太陽の東端の様子を動画にしました。 X線の変化だけでなく、こういった太陽の変化も楽しいものです。 太陽風の速度は400km/秒から350km/秒へゆっくりと低下して、 太陽風は低速風に変わっています。 一方、磁場強度は5nTから4nTと平均的な値が続いていますが、 昨夜、16日23時半(世界時16日14時半)に、 磁場の南北成分が北向き(プラス)から南向き(マイナス)に急に切り替わっています。 すっぱりと見事な切り替わり方です。 磁場が南を向いた影響で、 切り替わり以降のAE指数に小規模の変化が発生しています。 太陽風はこの後も穏やかな状態が続くでしょう。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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