宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 4/15 11:42 更新 太陽風の速度は低下して、乱れは終わりつつあります。太陽も穏やかです。 担当 篠原 昨日の朝、500km/秒に達する太陽風の乱れが到来しましたが、 その後速度はゆっくりと低下して、 現在は420km/秒と平均的な状態に戻っています。 一方、磁場強度の強まりは残っていて、 現在も10nT前後で推移しています。 しかし、注目していた磁場の南北成分は、今回は北寄りのままになり、 磁気圏への影響は限定的でした。 AE指数では、300〜400nT程度の小規模の変化が発生した程度です。 27日周期の図で前周期(3月17〜18日頃)の変化と比較すると、 今回の太陽風速度の変化は1日程度で終わっていて、 擾乱の規模が小さかったことがよく分かります。 この後は、太陽風の磁場も次第に弱まって、 太陽風は穏やかな状態に戻るでしょう。 太陽では、フレアの活動度が低下しています。 昨日のニュース以降、Cクラスに達する変化は起きませんでした。 黒点はそれなりに見えているのですが、活発な群はないようです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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