宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 4/ 8 12:36 更新 太陽風は低速風が続いています。カナダで撮影されたオーロラとパンスターズ彗星をどうぞ。 担当 篠原 カナダの谷角 靖さんより、3月末に北極海で撮影された、 オーロラとパンスターズ彗星と、たくさんの星たちの写真を頂きました。 若干の薄暮の残る(でしょうか?)空に、 複雑な形をしたオーロラが輝いています。 これだけでも素晴らしい写真なのですが、よく見ると、 右端の下の方、明るく輝いているオーロラの右下に パンスターズ彗星が写っています。 少しぼやけた星から左上に淡く尾が伸びています。 その左上のオーロラのすぐ近くには、 アンドロメダ大星雲が小さくぼんやりと写っています。 (星雲が上、彗星が下です) 彗星から左に目を動かして、 オーロラをちょうど通り抜けたところに、 プレアデス星団(すばる)が小さな星の集まりとして見え、 そのもう少し左に明るく輝いているのは木星です。 贅沢としかいいようのない素晴らしい夜景です。 谷角さんによると、現在は23時でも空は薄明るくて、 オーロラが見られるのもあと2週間程度だとのことです。 きれいな写真を、どうもありがとうございます。 パンスターズ彗星とアンドロメダ大星雲の大接近については、 Spaceweather.comでこんな写真も公開されています。 言葉を失う様な光景です。 太陽風は、350km/秒から330km/秒と低速の状態で安定しています。 磁場強度も5nTと平均的な値です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄り(マイナス寄り)、 後半は北寄り(プラス寄り)になっています。 磁気圏もこれに反応して、AE指数は前半に小中規模の変動が、 後半は静かになっています。 27日周期の図を参考にすると、まだ3日程度は低速の太陽風が続きそうです。 太陽は、C1〜3の小規模フレアが4回ほど、 太陽のあちこちで発生しています。 特に活発な領域はありませんが、 X線の動画を見ているとある程度にぎやかです。 (c) 谷角 靖氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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