宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 4/ 3 12:35 更新 太陽風は340km/秒と低速です。3月の黒点数は57.9でした。 担当 篠原 3月の黒点数がSIDCより発表されました。 第22期の終わり頃にあたる1994年以降の推移を、グラフにまとめます。 先月は報告をしなかったのですが、 2月の月平均値は38.0と低い数値になりました。 グラフでも一段低く点が見えています。 このレベルまで下がったのは、 2012年2月の32.9、2012年12月の40.8などがあります。 ただし、第23期の極大期である2000〜2002年頃のデータに見られるように、 この程度の黒点数のばらつきは普通に起きていることです。 そして、3月の月平均値は57.9と元のレベルに戻っています。 現在の極大の状態がどこまで続くのか、 今後もじっくり見て行く必要があります。 太陽風は、もう少し速度が下がって、340km/秒を前後しています。 ACEの図では大きく変化しているように見えますが、 変化の幅は小さく、27日周期の図を見ると、 低速のまま安定していることが分かります。 磁場強度も、2nTから3nTと弱い値のままです。 グラフの後半で、磁場が南寄りに変わっています。 このため、AE指数のグラフも後半に小さな変化が発生しています。 太陽風の磁場の振れ幅は小さく、速度も遅いため、 磁気圏の活動は小規模に留まるでしょう。 低速の太陽風はしばらく続きそうです。 太陽は、Bクラスの小さな変化が時々発生しています。 黒点は小さいものが多いですが、群の数はそれなりにあります。 可視光写真を見ると、黒点群が北半球側と南半球側で それぞれ東西に一直線に並んでいます。 昨日のニュースで書いたパンスターズ彗星とアンドロメダ大星雲ですが、 今朝、早起きしてみたのですが、北東の低空に雲が残っていたり、 透明度が悪くて、全体的に星の見え方が悪かったため、 彗星もアンドロメダ大星雲も全く見つけることができませんでした。残念です。 Spaceweather.comでとてもきれいな写真が紹介されています。 どうぞご覧ください。 (c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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