宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 4/ 4 12:32 更新 太陽風は290km/秒とかなり低速です。久しぶりにCクラスフレアが発生しています。 担当 篠原 太陽風は一段と低速になり、290km/秒に下がっています。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風と同じ様な状態になっています。 磁場強度は4nTとやや弱めの値ですが、 昨日よりは少し強まっています。 磁気圏も概ね静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球と南半球の高緯度寄りにそれぞれコロナホールが広がっていますが、 前周期も地球への影響は特に見られず、低速の太陽風が続きました。 今回も同様に推移するのであれば、 これから一週間程度かなり速度の遅い太陽風が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、10,000の線を離れて、 少しずつ下がっています。 太陽風が穏やかなので、今後もゆっくりと低下しそうです。 太陽では、C1〜2の小規模フレアが3回発生しました。 1708黒点群と1711黒点群です。 フレアがCクラスに達したのは、3月22日以来、12日ぶりのことです。 現在の太陽活動の穏やかさを感じます。 X線カメラを見ると、黒点群では小さな変動が度々発生しているので、 今後もCクラスに達する活動が見られるかもしれません。 今日は鹿児島高専の入学式でした。 約200名の新入生がやって来て、久しぶりに学校がにぎわっています。 明日は始業式で、校舎全体に活気が戻って来るでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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