宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 3/30 10:42 更新 太陽風は550km/秒の高速風に戻っています。磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度は再び上昇を始めて、 550km/秒と高速の風になっています。 コロナホールの影響が到来した様です。 変化がゆっくりなのでACEの図では分かりにくいですが、 27日周期の図を見ると、 3月29日に入ったところで磁場強度が10nT程度に先に高まり、 それを追いかけて速度もゆっくりと上昇しています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。 磁場強度が高まったので、 南向き成分も-5〜-10nTと大きく振れる様になり、 磁気圏の活動を強めました。 AE指数は500nTを超える変動が続き、 1000nT、1500nTに達する激しい変化も記録されています。 現在の太陽風磁場強度は、7nTくらいに少し下がっていますが、 まだ、平均よりも強まった状態です。 太陽風の速度も上昇を続ける可能性があるので、注目してください。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球側のコロナホールは、現在も西半球側に見えています。 ここからの影響は、もう2〜3日程度続く可能性があります。 太陽は、南東に1710黒点群が出現しています。 X線のグラフでは目立った変化は発生していませんが、 X線カメラの動画を見ると、 それぞれの黒点群で小さな活動が発生していて、案外にぎやかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |