宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 4/ 2 12:21 更新 太陽風は350km/秒の低速風になりました。パンスターズ彗星とオーロラの写真をどうぞ。 担当 篠原 ロシア、ムルマンスクの福島さんより、 パンスターズ彗星とオーロラのランデブー写真が届きました。 ムルマンスク中部にお住まいのヴァレンチン・ジガーノフ氏による 3月30日の撮影とのことです。 パンスターズ彗星とオーロラが重なるタイミングを捉えた美しい写真です。 下の山並みはヒビノ山脈だそうです。 右下の拡大写真の彗星も見応えがあります。 山のすぐ近くまで星がきれいに見えていて、 透明度の高い良い空の様ですね。 日本の低空は春霞で厳しいので、とてもうらやましいです。 旬の写真をどうもありがとうございます。 そのパンスターズ彗星ですが、4月3〜6日にかけて、 アンドロメダ大星雲に接近します。 国立天文台による観測ガイドをご覧ください。 明け方の方がより高度が高くなるので観望条件が良いそうです。 双眼鏡や望遠鏡などが必要ですが、 アンドロメダ大星雲と一緒だと見つけやすくなるので、 挑戦しやすいのではないでしょうか。 鹿児島の天気予報では、チャンスは明日と明後日の朝の様です。 太陽風は速度の低下が続き、今朝、400km/秒を割り、 現在は更に下がって、350km/秒と低速状態に変わっています。 磁場強度も、3〜4nTから一段下がって、2nTに弱まっています。 27日周期の図で前周期に見られたように、 これからしばらく低速の穏やかな太陽風が続くのかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、落ち着いていますが、 昨日よりも少し増えて、ちょうど10,000の線に達しています。 太陽風が穏やかになったので、減少はゆっくり進むと思われます。 太陽は、X線には小さな変化がある程度で、 穏やかな状態が続いています。 (c) 福島留美氏、ヴァレンチン・ジガーノフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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