宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 3/29 10:24 更新 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽も静穏です。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと下がる様になり、 29日0時(世界時28日15時)頃には、 400km/秒と平均的な状態に戻ってしまいました。 27日周期の図を見ると、今回の高速風は1日ほど続いただけで、 前周期の変化と比べると、継続時間も最高速度も縮小しています。 その一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真に見えていた 北半球側のコロナホールは、 地球へ影響が及び始める目安の位置に来ています。 太陽風の変化はこれから第二段がやって来るかもしれません。 この後の変化にも注目してください。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。 南北成分は、比較的南寄りに振れていて、 -2nTと振れ幅は大きくありませんが、南向きの変化が度々起きています。 これに反応して、磁気圏でもAE指数500nT程の中規模のオーロラ活動が 数時間おきに発生しています。 太陽風としては、速度が下がって落ち着いてしまったので、 今後の磁気圏活動は、小中規模の変化が見られる程度でしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今のところ特に大きく増加はしていません。 太陽は、特にフレアもなく静穏です。 東から現われた1708黒点群の活動度はどうでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |