宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/28 --- ---
3/27 --- ---
3/26 --- ---

黒点  3/28 (NOAA)
磁場 フレア
1704 2 α ---
1705 1 α ---
1706 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 481 -0.8
-2 h 521 -3.2
-4 h 524 -0.5
-6 h 509 -2.3
-8 h 518 +1.3
-10 h 493 -5.5
-12 h 467 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -33 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
3/28 0.3 8x10^2
3/27 0.4 3x10^3
3/26 0.4 3x10^3
3/25 0.3 2x10^3
3/24 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/23 13:53 太陽は穏やかになっています。太陽風は平均的な状態が続いています。
2013/ 3/24 12:56 太陽風の磁場が南寄りになり、オーロラの活動が頻発しました。太陽は静かです。
2013/ 3/25 12:02 太陽風はやや低速です。コロナホールが太陽の中心に近づいています。
2013/ 3/26 11:36 太陽風の速度は400km/秒。磁気圏は静穏です。太陽も静かです。
2013/ 3/27 11:37 太陽風はやや低速です。SOHO衛星LASCO C3に天王星、火星、金星が見えています。
最新のニュース

2013/ 3/28 10:49 更新
500km/秒の高速太陽風が到来しました。オーロラの活動が高まっています。

担当 篠原

昨日の太陽風磁場の強まりは、高速太陽風の前触れでした。
昨日のニュース更新後も、太陽風の磁場強度は10nTに強まった状態が続き、
27日15時(世界時27日6時)頃からゆっくりと速度が上昇を始めて、
深夜、27日23時(世界時27日14時)頃に500km/秒に達しました。
以降、半日ほど、500km/秒前後の高速風が続いています。
27日周期の図では、前周期よりも1日早い到来となりました。

一方、速度の上昇とともに磁場強度は弱まり、
現在は5nTと平均的な状態です。
従って、太陽風速度の上昇は一段落ついて、
地球は高速風領域の中盤に入っていると思われます。


磁場強度が高まった後、
磁場の南北成分は南寄り(マイナス方向)に振れるようになりました。
強度が上がっているため、南に大きく振れるようになり、
-5nTを超える時間帯も見られます。

速度の上昇とも重なって、磁気圏へのエネルギーの流れ込みが大きくなり、
オーロラ活動が強まっています。
AE指数は800〜1000nTの大きな変動が長い時間続いています。
極域ではきれいなオーロラが見られたのではないかと思いますが、
昭和基地の全天カメラは、残念ながら完全に曇っていました。


SDO衛星のAIA193を見ると、
北半球のコロナホール(薄暗く、くねくねと曲がって見える領域)は、
今日の写真で西半球の半分ほどに達したところです。
このため、この領域から吹き出している高速太陽風の本格的な影響は
これから地球にやって来る可能性があります。

従って、太陽風の速度は再度上昇したり、
今後4〜5日近く速度の高い状態が続くかもしれません。
今後の変化に注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日は一段下がっています。
今後増加する可能性があるので、明日以降の変化に注目してください。
前周期も10,000に達する増加が発生しています。


太陽は、特にフレアの活動はなく、穏やかです。
ちょうど真ん中に1706黒点群が発生しています。
太陽の赤道はこの少し上にあり、1706黒点群は南半球側の黒点群です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。