宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 3/27 11:37 更新 太陽風はやや低速です。SOHO衛星LASCO C3に天王星、火星、金星が見えています。 担当 篠原 宇宙天気がとても静かなので、違う話ですが・・・ SOHO衛星LASCO C3カメラの写真に、 天王星、火星、金星と3つの惑星が写っています。 この1週間の動きを動画にまとめたのでご覧ください。 太陽の右下で明るく光っているのは金星、 左側で次に明るく光っているのは火星です。 この2つの惑星を見つけるのは簡単ですが、 天王星は、暗いことと背景の恒星とほとんど一緒に動いて見えるため、 見つけるのはやや手強いです。 動画に矢印付きの解説図を加えているので、それを参考に見つけて下さい。 22日から23日にかけて火星を追い抜くのを目印にすると見つけやすいでしょう。 天王星の位置もじっくり見ると背景の恒星と少しずつずれて行きます。 たとえば天王星の左下に暗い星の三角形が見えます。 その三角形との位置関係をじっと見ていると、 天王星は少しだけ左にずれて行くのが分かります。 この後、天王星は太陽の右側に出現します。 SOHO衛星のページで、ぜひ見つけてみて下さい。 太陽風は、速度は370km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、5nT前後で安定していましたが、 ACEの図の最後で10nT近くまで強まっています。 27日周期の図を見ると分かりますが、 これからコロナホールによる太陽風の強まりが到来すると思われます。 現在の磁場強度の強まりは、その回帰としては少し早過ぎるかもしれませんが、 太陽風変化の回帰が1日程度前後することはよくあることなので、 この後の変化に注目してください。 磁気圏活動は穏やかです。 AE指数はほとんど変化していません。 太陽の活動も静かです。 黒点は小さなものが見えるだけで、 X線の強度も全体的に下がったままです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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