宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 3/25 12:02 更新 太陽風はやや低速です。コロナホールが太陽の中心に近づいています。 担当 篠原 昨日440km/秒に上がっていた太陽風の速度は、 その後ゆっくりと下がり、現在は370km/秒とやや低速になっています。 一方、小さくなっていた磁場強度は、その後、4nTと平均的な値に戻り、 以降安定しています。 27日周期の図のセクターのグラフを見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が「T」から「A」に切り替わっています。 今回の太陽風磁場強度の弱まりは、 セクターの切り替わりに関係した変化だった様です。 太陽風磁場の南北成分は、 北向きと南向きの間をゆっくりと変化しています。 このため、AE指数を見ると、磁気圏のオーロラ活動も 小規模の変化が数時間おきに発生しています。 SDO衛星AIA193を見ると、太陽の中心の少し左側を、 南北(縦方向)に細長くコロナホールが伸びています。 この領域の影響が、3〜4日後くらいに地球に到来する可能性があります。 27日周期の図を見ると、 前周期の3月1日に600km/秒に達する高速風が到来しています。 27日周期で見積もると、28日頃の到来になりそうです。 太陽は、X線のグラフに目立った変化はなく、穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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