宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/13 07:36 C3.6
3/12 19:15 C2.0
01:39 C1.7
3/11 --- ---

黒点  3/13 (NOAA)
磁場 フレア
1689 12 β C4
1690 1 β C2
1691 4 β ---
1692 1 α ---
1694 1 α ---
1695 1 α C2
1696 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 331 +0.9
-2 h 326 -1.7
-4 h 325 -0.8
-6 h 321 -1.5
-8 h 311 +2.0
-10 h 314 -0.9
-12 h 326 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 11 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h 14 -/ -
-6 h 18 -/ -
-8 h 15 -/ -
-10 h 18 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
3/13 0.4 2x10^2
3/12 0.5 2x10^2
3/11 0.6 1x10^3
3/10 0.6 2x10^3
3/ 9 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/ 8 08:10 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。アラスカのオーロラをどうぞ。
2013/ 3/ 9 13:20 低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2013/ 3/10 10:31 低速の穏やかな太陽風が続いています。フレアもありません。
2013/ 3/11 15:19 太陽風は低速の状態が続いています。太陽も静穏です。
2013/ 3/12 12:19 太陽風は低速で、太陽も穏やかです。昭和基地の全天カメラのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 3/13 11:06 更新
STEREO衛星でパンスターズ彗星が見えています。太陽でCクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

STEREO Behind衛星のHI1カメラに噂のパンスターズ彗星が現われたと、
Twitterで教えていただきました。
(rosetteさん(@rose22379)ありがとうございます)

3月9日から今日までの動画をご覧ください。
パンスターズ彗星は、写真の下から雄大な尾をなびかせて登場します。
写真の右の明るい星は地球、左端の明るい星は水星です。

パンスターズ彗星の位置を2枚目に掲載します。
詳細は国立天文台のページで見ることができます。
彗星は、地球から見ると太陽に向かって左前方を下から上へ通り抜けて行きます。
今はちょうど太陽と同じ面に来ていて、
そのためSTEREO衛星のカメラの範囲に入ってきたのでしょう。

一方、撮影しているSTEREO Behind衛星の位置を3枚目に掲載します。
この衛星も地球から見ると左前方ですから、
ちょうど振り返るようにして地球と彗星を一緒に見ているのです。

この後、STEREO Behindの画面を通り過ぎて行くのが楽しみです。
また、国立天文台の情報によると、
彗星は夕暮れの空に見えているそうですから、
天気の良い日は観望に挑戦してはいかがでしょうか。


昨夜から、太陽でCクラスの小規模フレアが続いています。
12日19時半(世界時12日10時半)に1690黒点群でC2.0、
12日23時(世界時12日14時)に1695黒点群でC1.0、
13日7時半(世界時12日22時半)に1689黒点群でC3.6、
そしてもうひとつ、13日9時(世界時13日0時)に
1692黒点群でC2に近いフレアが起きているようです。

一斉にあちこちでCフレアが起こり始めています。
この傾向が続くのかどうか、引き続き注目してください。

また、1690群のC2.0フレアでは、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SDO衛星AIA193とSOHO衛星LASCO C3による動画を掲載します。
発生地点がやや北寄りのため、CMEのガスは上寄りに噴出していますが、
3日後の16日くらいに地球へ弱い影響がやって来る可能性があります。


太陽風は、320km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度も4nTから2nTに下がり気味で、太陽風はとても穏やかです。

一方、磁場の南北成分は、0nTをはさんで南北に変化しています。
このため、磁気圏では小さな変動が発生していて、
AE指数には200nTほどの変化が度々発生しています。

CMEの影響が到来する以外は、
太陽風はこのまま穏やかな風が続きそうです。



STEREO Behind衛星のHI1カメラに、パンスターズ彗星と地球(右の明るい星)が見えています。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


パンスターズ彗星の位置
(c) 国立天文台


STEREO衛星の位置。Behind衛星は左上の青丸です。
(c) STEREO (NASA)


太陽の中央部で発生したC2.0フレアと、伴って噴出したCMEの様子。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。