宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 3/ 7 09:20 更新 太陽風は310km/秒と低速風が続いています。太陽も穏やかです。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。 担当 篠原 9日ぶりに鹿児島に戻ってきました。 出張中にオーロラの便りを2ついただきました。 そのひとつめを紹介します。 昨年9月に秋のオーロラの写真をお送り頂いた谷口直樹さんより、 再びフィンランド、カーマネンの冬のオーロラ写真が届きました。 撮影は少し遡って、2月19日のことです。 この頃は、太陽風の磁場が南向きによく振れていて、 磁気圏の活動が頻繁に発生していました。 谷口さんによると、現地では毎日のようにオーロラを観測できたそうです。 ただ、天気が思わしくなかった様で、 レンタカーで雲の切れ間を探し回っての撮影も多かったそうです。 雪と寒さの中の移動はたいへんでしょうね。 北半球のオーロラの初めと終わりの両方を見せていただきました。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は310km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、4nTからグラフの最後で6nTへ少しだけ上がっています。 磁場の南北成分は北寄りに推移していて、 磁気圏は静穏です。 AE指数のグラフはほとんど変化していません。 27日周期の図を参照すると、 前周期の2月8日に速度の高まりが発生しています。 単純に27日周期で比較すると、今日あたりに相当するのですが、 今のところ、太陽風に特に変化は見られません。 磁場強度が少しだけ高まっていますが、更に強まる様だと、 やがて速度の変化も始まるでしょう。 この後のACEのデータに注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、目立って下がることはなく、 今日も10,000と高めの状態が続いています。 太陽では、北東の端から新しい黒点が姿を現しています。 フレア活動は、Bクラスの小さな現象が発生している程度で、 全体としては穏やかです。 明日から11日まで、今度は部活動で種子島に行きます。 もうしばらくご迷惑をおかけします。 (c) 谷口直樹氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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