宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:14)
昨日、M1.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 6 --- ---
3/ 5 16:48 M1.2
3/ 4 --- ---

黒点  3/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1682 2 β ---
1683 11 β ---
1685 2 β ---
1686 11 βγ M1
1687 4 β ---
1688 3 β ---
1689 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:07 324 +1.0
-2 h 327 -2.7
-4 h 334 -2.2
-6 h 349 -1.6
-8 h 351 -2.7
-10 h 352 +1.7
-12 h 361 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -22 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
3/ 6 0.6 2x10^4
3/ 5 0.3 2x10^4
3/ 4 0.3 2x10^4
3/ 3 0.4 1x10^4
3/ 2 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/ 1 08:55 コロナホールの影響が近付き、これから太陽風の速度が上がりそうです。
2013/ 3/ 2 09:38 600km/秒を超える高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も活発化しています。
2013/ 3/ 3 22:05 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。
2013/ 3/ 4 11:32 太陽風は450km/秒とやや高速です。オーロラの活動は続いています。
2013/ 3/ 5 08:32 太陽風は平均的な速度に下がりました。磁気圏も概ね静かです。
最新のニュース

2013/ 3/ 6 14:14 更新
M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風はかなり低速です。

担当 篠原

昨日の夕方、5日17時(世界時5日8時)に、
太陽の西側の1686黒点群でM1.2の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の写真を掲載します。
右端の少し手前で明るく十字に光っている部分です。

フレア活動は、この後はC1の小さな現象が発生した程度で、
活動度が特に上がった様子はありません。
1686群も、もうしばらくすると西の端に没していきます。


太陽風は、更に速度が下がり続け、
320km/秒とだいぶ遅い風になっています。
磁場強度も3nT前後と弱めになっています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄り、
後半は南寄りになっています。
このため、オーロラの活動度が上がっているようで、
トロムソの全天カメラできれいなオーロラの写真が撮影されていました。

ただし、磁場の振幅は-2nTと小さく、太陽風の速度も遅いため、
磁気圏の変化の規模は小さいようで、
AE指数の変化は200nT程度に留まっています。


SDO衛星のAIA193では、コロナホールが西に進み、
そろそろ地球へ影響が到来するかもしれません。
これからしばらく、太陽風の変化に注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000に達し、
高い状態が続いています。
しかし、磁気圏の活動が少し強まったので、
明日はある程度減少しそうです。



インドネシアから帰った後、研究集会のため福岡に滞在しています。
今夜鹿児島に戻って、明日は久しぶりに鹿児島高専から更新する予定です。




SDO衛星AIA131による、太陽の西側で発生したM1.2フレア。
(c) SDO (NASA)


ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。