宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 3/ 2 09:38 更新 600km/秒を超える高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も活発化しています。 担当 篠原 高速の太陽風が到来しました。 太陽風の速度は、昨日の昼過ぎからゆっくりと上昇を始めました。 そして、半日ほどかけて600km/秒を超え、現在は620km/秒です。 太陽風の速度がしっかりと600km/秒を超えたのはかなり久しぶりで、 昨年の8月27日以来、半年ぶりの様です。 (600km/秒ぎりぎりという条件でも、10月18日以来です) 27日周期の図を見ると、高速風は前周期と同じタイミングで到来しています。 しかし、速度の高まりはより大きくなっています。 速度上昇に先立って、太陽風の磁場強度も強まりました。 昨日のニュースの後に10nTを超える様になり、 夕方には15nTくらいまで強まりました。 それとともに、磁場の南北成分が南北に大きく振れるようになり、 1日17時(世界時1日8時)には、-15nTに達する強い南向きが発生しています。 このため、磁気圏の活動は激しくなり、 AE指数は500nTを超える変化が連続的に発生し、 変化の最高は1300nTに達しています。 極域ではにぎやかなオーロラの活動が見られたのではないかと思います。 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの写真を2枚紹介します。 SDO衛星AIA193ではコロナホールは東西に広がりを持っていました。 速度が高まっていることもあり、 今回の高速風は前周期よりも長く続く可能性があります。 太陽は、南東の1683黒点群の向こう側から、 別の黒点群が顔を出しています。 GOES衛星のX線グラフには目立った変化はなく、太陽の活動は静かです。 昨日、インドネシア第2の都市スラバヤに移動しました。 一部しか見ていないのですが、ジョグジャカルタと比べるとより都会です。 今日はこちらの大学を訪問して、今夜の飛行機で帰国します。 明日の更新は成田空港からになりそうです。 (c) 国立極地研究所 ノルウェー・スバールバル島Longyearbyenの全天カメラで撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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