宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 3/ 1 08:55 更新 コロナホールの影響が近付き、これから太陽風の速度が上がりそうです。 担当 篠原 昨夜から太陽風の磁場強度が強まり始め、 5nTから10nT前後に上がっています。 一方、速度も340km/秒から380km/秒へ少し速くなっています。 27日周期の図を見ると、27日前の前周期の太陽風でも、 1月31日〜2月1日頃に同じ様な変化が発生していて、 これが回帰してきた様です。 この後も同様に推移する場合、 2月2日の様に、速度はこれから更に上昇しそうです。 SDO衛星AIA193の写真では、 コロナホールは西側にだいぶ進んでいます。 この領域から吹き出している 速度の高い太陽風の到来が近付いているようです。 太陽風磁場の南北成分は、 今朝までは0nT前後で小さく変化していましたが、 ACEの図の最後から南向き(マイナス方向)に大きく振れて、 -6nTくらいに強まっています。 このため、磁気圏の活動も高まりそうです。 ライブカメラでオーロラの活動を見ることができるでしょうか。 太陽は、目立ったフレアの活動はなく、穏やかです。 南東の端(左下)から、新しい黒点群が顔を出し、 1683黒点群と番号が付いています。 比較的大きな黒点が見えていて、活動に注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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