宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/17 12:46 更新 太陽風の一時的な乱れが到来しました。太陽に新しい黒点群が現れています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 昨夜、16日20時(世界時16日11時)に、小規模の衝撃波が到来し。 太陽風の磁場強度が5nTから10nTへ、 プラズマの密度は1個/cm^3から10個/cm^3へ、 速度は320km/秒から400km/秒へそれぞれ急に強まりました。 速度は平均レベルに上がった程度で、 27日周期の図を見るとよく分かりますが、 太陽風の乱れとしては比較的小さな規模でした。 13日のニュースで紹介したフィラメント噴出 によって発生したCMEの影響かもしれません。 (CMEの動画は14日のニュースで紹介しています) 到来から半日ほど経った現在は、 磁場強度は5nT、プラズマ密度は2個/cm^3と既に元の状態に戻り、 速度も350km/秒と低速の風に下がっています。 太陽風の乱れは一段落となりそうです。 太陽風の擾乱によって磁場が強まった後、 一時的に磁場の南北成分が-10nTと強く南を向きました。 この影響で、AE指数のグラフには1000nTに達する 大きな変化が記録されています。 一時的に磁気圏の活動が高まった様です。 その後、太陽風の磁場は北向きに変わって、 磁気圏は静かになりました。 そして、現在の太陽風は、 2時間ほど前から-5nT程度の南寄りに振れています。 この傾向が続くなら、オーロラの活動度もある程度高まりそうです。 太陽は、フレアの発生はありませんが、 北東に1675黒点群が新しく発生し、 南東の端から1676黒点群が出現しました。 1676群の南にももう一つ群がある様で、 太陽の活動が少しにぎわうかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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