宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/15 10:16 更新 太陽風磁場の南向きが続き、オーロラの活動も続きました。海の上からのオーロラ写真をどうぞ。 担当 篠原 北欧を旅行中の吉田武史さんより、 昨日のニュースで紹介した全天カメラの動画と同じ時間帯に撮影された オーロラの写真をいただきました。 吉田さんは、フッティルーテンという沿岸急行船に乗って、 ノルウェーの北の果てから南のベルゲンへ向かっている途中で、 トロムソから2時間半ほどの海の上でこのオーロラを撮影されたとのことです。 このニュースでも連日トロムソの全天カメラのオーロラを紹介していましたが、 吉田さんは3日連続でオーロラを楽しむことができているそうです。 船のWiFiを使って撮りたての写真をメールしてくださったとのことで、 沿岸急行船の便利さに驚いています。 海の上からの珍しいオーロラの写真をどうもありがとうございます。 こんな景色を眺めながら旅をしてみたいです。 現在の太陽風は、 380km/秒と少し速度が上がって、やや低速の状態です。 磁場強度は、6nTから4nTへ下がり、平均よりやや弱めです。 磁場の南北成分は、世界時14日14時くらいまで 南向きの-5nTくらいに振れていました。 その影響で、AE指数もこの頃まで500nT前後の変化がずっと続いています。 昨夜はアラスカのライブカメラで、 ずっとオーロラの輝きを眺めることができました。 しかし、その後磁場の南北成分は0nT付近に下がりました。 それとともにAE指数の変化は小さくなり、オーロラの活動は弱まった様です。 太陽風は、現在の様な穏やかな状態がしばらく続きそうです。 太陽では、西の端に近付いた1670黒点群で、 C1.0の小規模フレアが発生しました。 目立った活動はその程度で、太陽は穏やかです。 (c) 吉田武史氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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