宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 2/13 11:39 更新 太陽の南西でフィラメント噴出が発生しました。太陽風磁場が南向きに振れ、オーロラを強めそうです。 担当 篠原 太陽の南西部でフィラメントの噴出が発生しました。 SDO衛星AIA193の太陽全体写真の右下に、 爆発による明るい領域が見えています。 拡大写真による動画を掲載します。 爆発する様子もきれいですが、 黒い筋の様に見えるフィラメントが、 ゴムひものようにびよんびよん弾んでいる様子が面白いです。 このフィラメント噴出によって、 CME(太陽ガスの放出現象)が発生している可能性がありますが、 まだSOHO衛星などのデータを見ることができません。 地球からは斜め方向に噴き出しているので、影響はないでしょう。 また、1670黒点群でC1.5の小規模フレアが発生していますが、 太陽全体の活動は穏やかです。 太陽風は、昨日のニュース以降も 速度は370km/秒、磁場強度は4nTと低速の穏やかな状態が続いていました。 そして、今朝、13日10時(世界時13日1時)に小さな変化が到来して、 速度は400km/秒、磁場強度は8nTへそれぞれ小幅ですが高まっています。 大きな変化に繋がることはないでしょうが、 この後の変化に注目してください。 この変化の頃から、磁場の南北成分が -5nTと南向きにやや強まっています。 これから、オーロラの活動度が高まる可能性があります。 AE指数のグラフでも、図の後半から250nT程度の小さな変化が始まっています。 今後はもう少し規模の大きな活動になりそうです。 SDO衛星AIA193カメラによる、太陽の南西部で発生したフィラメントの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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