宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/11 12:58 更新 太陽風は低速になりましたが、磁場が南寄りになってオーロラの活動を起こしています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降もゆっくりと下がり、 340km/秒と低速風に変わっています。 27日周期の図で前周期の変化と比較すると、 1月13〜15日頃に見られていた太陽風の強まりは、 2月7〜9日と少し前に移動して、 磁場の変化はより大きくなったものの、速度の高まりは小さくなっています。 また、今回は太陽の南半球にコロナホールが現われていましたが、 太陽風の変化のタイミングから考えると、直接影響はなかった様です。 次の27日後にあたる、3月7〜10日頃はどのような太陽風がやって来るでしょうか。 太陽風の磁場強度は、5nT前後と平均的な強さが続いています。 南北成分は昨日のニュースの後から南寄りになっていて、 -2〜-4nTの弱い南向きが長い時間続いています。 この影響で、オーロラの活動度を表すAE指数は、 300nTほどの小さな変化が発生しています。 ただし、今日のAE指数は観測データが少なく、 後半はまだデータが来ていません。 そのAE指数の欠けている時間帯にあたりますが、 世界時10日20時頃にノルウェーのトロムソで きれいなオーロラが撮影されています。 動画を掲載します。 低速の太陽風はこの後も続きそうです。 磁場の南寄りが弱まると、オーロラも静かになって行きます。 太陽は、フレア活動も見られず静かです。 太陽の南東に小さな黒点が新しく現われ、 北東の端からは新しい黒点がこちら側に姿を現しました。 しかし、今のところ活動は特に見られません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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