宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 2/ 7 11:37 更新 昨日のC8フレアに伴ってCMEが発生しています。太陽風の磁場が少し強まっています。 担当 篠原 昨日のC8.7フレアに伴うCMEの様子を紹介します。 1枚目は、SDO衛星AIA304によるフレア前後の動画です。 コロナのガスが激しく噴き上がっています。 2枚目は、SOHO衛星LASCO C3によるCMEの噴出の様子です。 太陽の北東(左上)に向って、白いガスが飛び出しています。 淡い第一波が勢い良く飛び出して、少し遅めに第二波が飛び出しています。 地球に対して斜め上方向を中心に噴き出している様で、 地球への影響は弱いものになりそうです。 フレアの発生が昨日(6日)の朝なので、到来は3〜4日後と考えると、 9〜10日くらいではないでしょうか。 太陽風が磁場の強まりを運んで来て、南向きに大きく振れた場合は、 激しいオーロラ嵐の発生が期待できるので、 オーロラ観望としては太陽風擾乱の到来に注目してください。 太陽では、その後フレアは発生していません。 黒点も小さいままで、太陽の活動は穏やかです。 太陽風は、速度は320km/秒から340km/秒と低速の風が続いています。 一方、磁場強度は、昨日は4nTでしたが、その後ゆっくりと強まり始め、 現在は8nTへやや強まっています。 27日周期の図を参照すると、 前周期の1月11日以降に太陽磁場の強まりが見られていたので、 その変化が戻ってきているのかもしれません。 すると、このまま2日くらい磁場強度の強まりが続き、 やがて、太陽風の速度が高まって行くことになるかもしれません、 太陽風磁場の強まりとともに、南北成分が南北に揺れ始めています。 この傾向が続くと、オーロラの活動がやや高まる可能性があります。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球のコロナホールは太陽の中心線上に来ています。 ここから吹き出している速度の高い太陽風が、 地球に向かって流れているところでしょう。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の北東へ噴き出したCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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