宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/ 6 11:37 更新 太陽でC6、C8のフレアが発生しています。太陽風は低速で磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽で大きめのCクラスフレアが2回発生しています。 まず、昨夕、5日17時(世界時5日8時)に、 東端近くの1669黒点群でC6.3のフレアが発生して、 次に、今朝、6日9時(世界時6日0時)に太陽の中心付近の1667黒点群で、 C8.7の長時間型のフレアが発生しました。 ふたつめのC8.7の様子を、SDO衛星AIA193とAIA304の動画で紹介します。 フレアの後に、プラズマの大きな雲が勢い良く噴き上がっています。 このガスは、CME(太陽ガスの放出現象)として太陽を飛び出しているでしょう。 この後のSOHO衛星LASCOカメラの写真に注目してください。 発生位置が太陽の中心に近いので、 地球の方向へもガスが噴き出している可能性があります。 その場合、4日後くらいの太陽風に乱れが発生しそうです。 現在の太陽風は、速度が350km/秒から330km/秒に下がり、 一段と低速の傾向が強まっています。 磁場強度は4nT前後と、やや弱めの状態で推移しています。 磁場の南北成分は比較的北寄りで、磁気圏は静穏です。 SDO衛星AIA193では、北半球の高緯度寄りのコロナホールが 西側にだいぶ進んでいますが、 太陽風への影響は今のところ見られていません。 一方、太陽の南半球には別のコロナホールが丸く広がっていて、 こちらはちょうど太陽の中心線に来ています。 すると、3〜4日後くらいに影響が到来しそうです。 最初に紹介したCMEによる乱れと重なって地球にやって来るかもしれません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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