宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/ 2 12:43 更新 太陽風の磁場と速度が高まっています。オーロラも活動的になるかもしれません。 担当 篠原 今日の未明より、太陽風が再び強まっています。 磁場強度が5nTを超えて10nTに高まり、 速度も300km/秒台から450km/秒とやや高速になっています。 SDO衛星AIA304では、 赤道付近に少し濃くなったコロナホールが見えていましたが、 それに関係した変化なのでしょうか。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場のセクターが「A」から「T」に切り替わるところから 今回の変化が始まっています。 そう考えて前周期の太陽風の様子を見ると、 27日前の1月6日頃にも小さい規模で同様の変化が見られています。 この変化が強まって回帰してきた様です。 現在も太陽風の磁場強度は高まったままなので、 この後、速度がもう一段上昇する可能性があります。 更に高速の風となるのか、そうならずに磁場が下がってしまうのか、 ACE衛星の変化に注目してください。 磁気圏では、小規模の活動が起きています。 AE指数には、300nTほどの変化が断続的に観測されています。 現在の太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向に変わっています。 磁場強度と速度が高まっていることもあり、 オーロラの活動も一段と活発化するかもしれません。 太陽は、北東の端(左上)から1667黒点群が顔を出しました。 しかし、特に活動はなく、太陽のフレア活動は静かです。 SDO衛星AIA304を見ていると、 南東の端でプロミネンスのきれいな変化が起きていました。 1日半の様子を動画で紹介します。 太陽の直径が地球の100倍以上あることを考えると、 なんとも巨大なループです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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