宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/ 5 10:18 更新 太陽風は350km/秒の低速風です。C2のフレアが2回発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒からゆっくりと下がり、 現在は350km/秒と低速の太陽風になっています。 太陽風の磁場強度は、3〜5nTの間を変化しています。 それとともに磁場の南北成分も南北に揺れていて、 その影響で、磁気圏ではオーロラの活動が起きています。 AE指数では、200nTや500nTの変化が時々見られています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の高緯度寄りのコロナホールは西側に半分ほど移動しています。 地球への影響が及ぶならこれからでしょう。 弱い影響が見られるかどうかです。 一方、太陽の南東部(左下)にもコロナホールがあります。 こちらは、4日後くらいに影響が到来しそうですが、 27日周期の図を見ると、 前周期の1月13〜15日に高速の太陽風が来ています。 その回帰が見られそうです。 太陽では、今日の未明にC2.0、C1.9と Cクラスの小規模フレアが2回発生しました。 発生地点は、東端に現れた新しい黒点群です。 掲載している可視光写真では、白斑が目立つだけで、 黒点は非常に小さく見えているだけです。 GOES衛星のX線動画では、ちかちかと活発に輝いていて、 今後、規模が大きくなるのかどうか注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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