宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 2/ 3 14:10 更新 太陽風の強まりによりオーロラの活動も高まりました。C2のフレアが2回発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度はゆっくり下がり、 夕方、2日18時(世界時2日9時)くらいには5nTと平均的な強度に戻りました。 以降、その状態で半日ほど安定しましたが、 先ほどから3nTへ弱まる傾向を見せています。 一方、太陽風の速度は、 昨夜のうちに500km/秒近くまで上がりましたが、 こちらも現在は430km/秒へ下がり、平均的な状態に戻りつつあります。 太陽風の高まりとしては一段落となりそうです。 この間、太陽風磁場の南北成分は頻繁に南向きに振れる変化をしました。 その影響でオーロラの活動度も高まり、 AE指数のグラフを見ると、 500〜700nTの中規模の変化が数時間おきに何度も発生しています。 そのひとつ、世界時2日19時頃に発生したオーロラの活動の様子を、 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。 オーロラが急激に全天に広がるオーロラ爆発の様子が きれいに撮影されています。 現在の太陽風は、磁場の南北成分は0nT付近に留まり、 速度、磁場強度ともに弱まってしまったので、 オーロラの活動も静かになるでしょう。 太陽は、東端から現れた1667黒点群で、C2.9、C2.2と 2つの小規模フレアが発生しました。 1667群は、今のところ黒点としてはそれほど大きくないので、 この後もCクラス程度の活動が続きそうです。 ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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