宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 1/24 13:55 更新 フィラメントの噴出が次々に発生しています。太陽風は低速で、コロナホールの影響はまだありません。 担当 篠原 昨日のフィラメント噴出から1日経ったところで、 その隣りにあったフィラメントが噴出を起こし、 更に続いて、北東部のフィラメントも噴き上がって行きました。 1日半ほどの間に、3つ続けて噴出したことになりますが、 全体をまとめて動画にしました。 太陽コロナの中に持ち上げられているプラズマのかたまりが、 不安定になって噴き上がって行く様子をご覧ください。 SOHO衛星LASCO C3でも、CMEが3回噴き出しています。 しかし、どれも地球に対しては横方向の噴出で、特に影響はなさそうです。 太陽は、フレアの活動は特にありません。 東の端から現れた1662黒点群も、規模は小さく穏やかです。 太陽風は、低速の状態が続いています。 速度は更に下がって、280km/秒とかなり遅くなっています。 磁場強度は4nTくらいに高まりましたが、 平均的なレベルに近づいた程度です。 磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。 SDO衛星AIA304の太陽コロナ写真の南半球に見えている 大きなコロナホールの影響はまだ到来していません。 今日くらいには始まるのではないかと思っていましたが、 これから太陽風の磁場強度や速度は上がって行くのでしょうか。 オーロラ活動への影響を含め、今後の変化に注目してください。 SDO衛星AIA304カメラによる、太陽の南東(2回)と北東で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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