宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 1/21 12:14 更新 太陽風はやや低速です。太陽の南半球にコロナホールが広がっています。 担当 篠原 太陽の1654黒点群は、西の端に沈みました。 最後に、C1.1の小規模フレアを起こしています。 残った黒点群は2つで、 中央の1660黒点群はやや発達して、黒点が増えています。 太陽風は、速度が380km/秒に下がり、 やや低速の風になっています。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱めの値です。 磁場の南北成分は、昨日の南寄りから、 一旦、北寄りに変わって、今朝から再び南寄りに戻っています。 しかし、磁場の強さが下がっているため、 南向きも-2〜-3nTと弱い振れ方です。 磁気圏の変動も、太陽風磁場の変化に合わせて、 AE指数のグラフの前半で500nT程度の活動が発生していますが、 中程から静かになっています。 現在の南向きの影響がこれから見られそうですが、 規模は小さなものに留まるでしょう。 太陽風は、低速の穏やかな状態が続くと思われます。 SDO衛星AIA193で太陽のコロナを見ると、 南半球側に大きくコロナホールの暗い領域が広がっています。 コロナホールは、太陽の磁場が外側へ向って広がっている領域で、 速度の高い太陽風が吹き出しています。 そのため、コロナの密度が減って暗く見えています。 コロナホールの先頭(右端)が太陽の中央線付近に来ているので、 3日後の24日頃から太陽風に影響が見られるかもしれません。 緯度が高めなので、どの程度の影響が到来するのか注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |