宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 1/20 12:38 更新 1654黒点群が西に没しつつあります。太陽風磁場が南向きに振れています。 担当 篠原 1654黒点群が、とうとう西の端にかかりました。 沈みかけた様子を拡大写真でご覧ください。 1654黒点群は、C1.0とBクラスの小さいフレアを数回起こしています。 太陽の中央部に小さな黒点群が見えています。 昨日のニュースで1659群と書きましたが、1660黒点群の間違いでした。 申し訳ありません。 1659黒点群は、この左下に発生していた黒点だった様です (既に見えなくなっていました)。 SDO衛星AIA193を見ると、 1660群の位置と1659群があった位置は それぞれ明るく光っていて、場所の違いを確認できます。 1660群はC1.1の小規模フレアを起こした程度で、 特に目立って発達はしていません。 太陽は静かな状態が続きそうです。 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は、 400〜440km/秒と平均的な状態です。 ACEのグラフでは大きく変化しているようにも見えますが、 拡大されて大きく見えているだけで、小さな幅で変化しているだけです。 磁場強度(白線)も、4〜6nTと平均的な強度です。 しかし、今日の未明くらいから、 磁場の南北成分(赤線)が南向き(マイナス)に振れるようになりました。 今朝からは-5nTとある程度の強さが続いています。 この影響で、磁気圏の活動もやや強まっていて、 AE指数は、300nTから600nTの変化が発生しています。 この傾向がこのまま続くのであれば、 今夜のカナダやアラスカのライブカメラは期待できそうです。 太陽風は、この後も低速の穏やかな風が続くと思われます。 西の端に没しつつある1654黒点群。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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