宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 1/23 13:15 更新 フィラメントの噴出で弱いCMEが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽の北東の端から、1661黒点群が現れました。 黒点がひとつと周囲に白斑が見える程度の小さな領域です。 また、その奥にもうひとつ別の黒点が顔を出しています。 フレアは、Bクラスの小さなフレアが1660群で発生している程度です。 1660群は目立った発達はしていません。 また、太陽の南東部でフィラメントの噴出が発生しました。 SDO衛星のAIA193とAIA304と、 SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。 斜め方向の噴出なので、地球への影響はなさそうです。 太陽風は、速度が300km/秒へ下がり、更に低速の状態になっています。 磁場強度も2nTに弱まったままで、太陽風はとても穏やかです。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールがちょうど太陽の中心線に来ています。 位置が南(下)方向に偏っていますが、 速度の高い太陽風が地球方向にもある程度吹き出している可能性があります。 明日か明後日くらいに太陽風の強まりが到来するかもしれません。 磁場の変化によっては、オーロラの強まりも期待できます。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の南東へ向かって噴出したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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