宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 1/ 3 10:29 更新 太陽風磁場が南寄りに振れて、オーロラの活動が少し高まりました。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒と低速の風が続いています。 しかし、27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、 セクター境界がやって来た様です。 セクターのグラフが、「T」から「A」に切り替わっています。 この変化に伴って、太陽風の磁場が乱れることがよくあります。 今回も磁場強度が、それまでの2nTから一時的に6nT近くまで、 小幅の変化ですが高まりました。 その時に、磁場の南北成分が南向きに偏り、 -4nT程度の南向きに頻繁に振れるようになりました。 この影響で、オーロラの活動が少し高まり、 AE指数に300nT程度の小さな変動が発生しています。 国立極地研究所によるノルウェー・トロムソの全天カメラでも、 今年初めてのにぎやかなオーロラの活動が撮影されています。 雲越しの写真ですが、美しい輝きをご覧ください。 世界時2日23時頃の動画です。 ACEのグラフを見ると、 磁場が南に大きく振れた最後の変化の影響の様です。 現在の太陽風は、磁場強度が2nTに弱まり、 セクター境界に伴う乱れは一段落ついてしまったのかもしれません。 磁場の南北成分も0nT付近に戻り、 この状況ではオーロラの強まりも終わってしまいそうです。 太陽は、フレアの活動は静かです。 X線のグラフでは、Bクラスの変化もほとんどなくなっています。 一方、黒点は東端から1644黒点群が全体の姿を現し、 中央付近には新しい黒点群も出現しています。 昨日の少ないというコメントが聞こえたのでしょうか。 その昨日示した、第23活動周期で黒点数月平均値が最高(170.1)だった 2000年7月の太陽黒点の様子を動画で紹介します。 こちらは、SOHO衛星による撮影であることや、 画像の処理方法が異なっているので、 昨日の動画とは全体的な印象だけを比較して下さい。 それにしても、黒点がとても多く現われていた様です。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星による、第23期で黒点数最高(月平均値170.1)だった2000年7月の27日間の太陽。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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