宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 2 --- ---
1/ 1 --- ---
12/31 --- ---

黒点  1/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1636 3 β ---
1638 8 β ---
1639 1 α ---
1640 23 β C1
1641 3 β ---
1642 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 298 +0.6
-2 h 305 +0.8
-4 h 305 +0.9
-6 h 298 +0.5
-8 h 314 +0.3
-10 h 325 +0.6
-12 h 328 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 3 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
1/ 2 0.3 3x10^1
1/ 1 0.3 2x10^1
12/31 0.3 3x10^1
12/30 0.3 3x10^1
12/29 0.4 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/28 12:27 太陽風の速度は280km/秒に下がっています。新しい黒点が現われましたが、活動は穏やかです。
2012/12/29 10:09 太陽風はかなり低速の風が続いています。太陽の活動も静かです。
2012/12/30 10:15 太陽風は低速ですが、磁場が少し強まっています。
2012/12/31 11:09 太陽風の速度が480km/秒に高まりました。太陽は新しい黒点が発生しています。
2013/ 1/ 1 13:58 太陽はBクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2013/ 1/ 2 11:48 更新
太陽風は300km/秒の低速風になりました。12月の黒点数は40.8でした。

担当 篠原

SIDCより2012年12月の太陽黒点相対数が発表されました。
それによると、12月の月平均値は40.8と大きく下がっています。
50を割るほどに下がったのは、
2012年2月の32.9以来です(この時も大きく下がりました)。

1994年以降の太陽黒点数の変化を1枚目の図に掲載します。
前の周期である第23活動周期の変化もそうですが、
太陽の黒点数は短い期間に大きく増減を繰り返しています。
先月は、その中の谷の部分に当たったのでしょう。
極大が終わったという様な変化ではないと思いますので、
今月以降の変化に注目してください。

それにしても、最近太陽が静かになっていると感じていましたが、
黒点数のデータでもその様子がよく分かります。

現在の第24活動周期の中で黒点数が最大になったのは、
2011年11月の96.7でした。
これと比べると、2012年12月の40.8は半分以下です。
黒点の現われ方がどのくらい違ったのか、
SDO衛星の可視光写真でそれぞれの月を早送りして比べてみます。
2枚目、3枚目の動画をご覧ください。
27日間を動画にしているので、
それぞれ太陽を1周させていると考えて下さい。
黒点の現われ方にずいぶん違いを感じます。

前の第23期の極大期の黒点数を見ると、
ほとんどの月で100を越えていて、
2011年11月の96.7という値でも最も少ないグループに相当します。
ちなみに、前周期の月平均値の最高は2000年7月の170.1でした。



現在の太陽は、発達の目立っていた1640黒点群で、
昨日の夕方にC1.2の小規模フレアが発生した程度で、
全体的な活動は穏やかです。

東の端からもうひとつ新しい黒点群が現われましたが、
特に目立った活動は起こしていません。


太陽風も、速度が350km/秒から300km/秒へ更に下がり、
遅い風になっています。
磁場強度も2〜3nTに弱まったままです。

そして、太陽風磁場の南北成分は、
小さい振幅ですが北向きに振れ続けています。
このため磁気圏もとても静かで、AE指数は全く変化していません。


低速の穏やかな太陽風は、しばらく続きそうです。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、
中央の左寄りに小さなコロナホールが見える程度で、
あまり大きな乱れは到来しそうにありません。



1994年以降の太陽黒点相対数の月平均値の変化。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星による、2012年12月の27日間の太陽。黒点数の月平均値は40.8。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星による、第24期で黒点数最高(月平均値96.7)だった2011年11月の27日間の太陽。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。