宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/12/28 12:27 更新 太陽風の速度は280km/秒に下がっています。新しい黒点が現われましたが、活動は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、速度(ACEの図の黄色線)が更に下がって、 280km/秒とかなり遅い状態になっています。 磁場強度は(白線)、4nTから3nTに下がり気味で、 平均的な状態よりもやや弱まっています。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分(赤線)は、 0nT付近で小さく振れる程度です。 このため磁気圏も静かで、 AE指数のグラフは全く変化していません。 27日周期の図で前周期の太陽風の変化を見ると、 ちょうど27日前の12月1日から太陽風磁場の強まりが始まり、 その後、12月4日に速度の小さな上昇が到来しています。 これに対応する太陽風の変化が現在も残っているなら、 これから太陽風の小さな乱れがやって来るかもしれません。 年末にかけて太陽風がどのような推移をするか、注目してください。 また、もし磁場の強まりなどの乱れがやって来たときに、 磁場が南向きに強まる変化が発生すると、 活発なオーロラの活動も期待できます。 太陽は、東端から現われた黒点群に、 1638、1639黒点群と番号が付きました。 今のところ、どちらの群も目立ったフレアは起こしていません。 また、小規模の活動を続けていた1635黒点群は小さくなり、 昨日まで見られていたX線グラフの変化もなくなってしまいました。 昨夜発生したB9.4のBクラスフレアが最大の変化です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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