宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/25 13:43 更新 太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。太陽の活動もC1程度です。 担当 篠原 19日のニュースで、STEREO Behind衛星のHi1カメラに 地球が入ってきたことを紹介しましたが、 その後、高画質の写真がダウンロードされたので(現時点で20日分まで)、 もう一度出現前後の様子を動画にしました。 遥か、太陽越しに眺める地球の光です。 衛星と地球は、2億8000万kmも離れています。 太陽風は、低速の風が続いています。 速度は、330km/秒付近で安定しています。 磁場強度も、3〜5nTと平均的かやや弱めの値で推移しています。 ACE衛星のグラフの途中に、 太陽風磁場が-5nTと南向きに強まった時間帯があります。 この影響で、オーロラの活動が高まった様で、 AE指数を見ると、500nTと中規模の変化が1回だけ発生しています。 その他の時間帯では、太陽風磁場は北向きか、0nT付近にあり、 磁気圏も静穏でした。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の赤道近くにあるコロナホールは、西半球側にだいぶ移動しています。 地球へ影響が及ぶのであれば、明日、明後日くらいに始まりそうです。 あまり大きな変動にはならないと思いますが、 太陽風の速度が400km/秒台後半に上がるか、500km/秒に達するか、 あるいはほとんど変化は来ないのか、 今年最後の擾乱になりそうですので、注目して下さい。 太陽は、1635黒点群でC1.7、 1633黒点群でC1.2の小さなフレアが起きた程度です。 1633、1634黒点群はすっかり小さくなり、 1635黒点群も次第に小さくなっている印象です。 一方、太陽の東の端に新しい黒点が顔を出しています。 規模は小さい様です。 STEREO Behind衛星のHI1カメラ右端の地球出現の様子。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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