宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:43)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/25 01:07 C1.7
12/24 --- ---
12/23 14:43 C1.3
11:22 C1.5

黒点 12/25 (NOAA)
磁場 フレア
1633 7 β C1
1634 3 β ---
1635 13 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 325 +2.1
-2 h 322 +0.6
-4 h 320 -0.2
-6 h 323 -0.4
-8 h 316 -0.9
-10 h 321 +0.7
-12 h 331 -4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
12/25 0.4 2x10^2
12/24 0.4 2x10^2
12/23 0.3 2x10^2
12/22 - -x10^-
12/21 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/20 13:50 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽も穏やかです。
2012/12/21 10:59 太陽風の速度が500km/秒に再び上がっています。オーロラの活動も起きています。
2012/12/22 09:30 太陽風は平均的な速度に戻りました。1635黒点群が少し活動的になっています。
2012/12/23 11:00 太陽風は低速風になっています。太陽の中央部にコロナホールがあります。
2012/12/24 11:00 太陽風は低速です。磁場の南向きにより弱いオーロラ活動が発生しています。
最新のニュース

2012/12/25 13:43 更新
太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。太陽の活動もC1程度です。

担当 篠原

19日のニュースで、STEREO Behind衛星のHi1カメラに
地球が入ってきたことを紹介しましたが、
その後、高画質の写真がダウンロードされたので(現時点で20日分まで)、
もう一度出現前後の様子を動画にしました。
遥か、太陽越しに眺める地球の光です。
衛星と地球は、2億8000万kmも離れています。


太陽風は、低速の風が続いています。
速度は、330km/秒付近で安定しています。
磁場強度も、3〜5nTと平均的かやや弱めの値で推移しています。

ACE衛星のグラフの途中に、
太陽風磁場が-5nTと南向きに強まった時間帯があります。
この影響で、オーロラの活動が高まった様で、
AE指数を見ると、500nTと中規模の変化が1回だけ発生しています。

その他の時間帯では、太陽風磁場は北向きか、0nT付近にあり、
磁気圏も静穏でした。


SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の赤道近くにあるコロナホールは、西半球側にだいぶ移動しています。
地球へ影響が及ぶのであれば、明日、明後日くらいに始まりそうです。
あまり大きな変動にはならないと思いますが、
太陽風の速度が400km/秒台後半に上がるか、500km/秒に達するか、
あるいはほとんど変化は来ないのか、
今年最後の擾乱になりそうですので、注目して下さい。


太陽は、1635黒点群でC1.7、
1633黒点群でC1.2の小さなフレアが起きた程度です。

1633、1634黒点群はすっかり小さくなり、
1635黒点群も次第に小さくなっている印象です。

一方、太陽の東の端に新しい黒点が顔を出しています。
規模は小さい様です。




STEREO Behind衛星のHI1カメラ右端の地球出現の様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。