宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/23 11:00 更新 太陽風は低速風になっています。太陽の中央部にコロナホールがあります。 担当 篠原 太陽は、1635黒点群と1633黒点群で 小さなフレア活動が続いています。 GOES衛星のX線グラフは小さな変化が頻繁に発生し、 動画を見ていると、ちらちらと小さな輝きが続いています。 規模としては、最大でもC1.9と小さなフレアばかりですが、 どこまで続くのか注目してください。 また、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の中央部に三角形のコロナホールが広がっています。 太陽の中心線にかかり始めたところで、 3〜4日後の12月26〜27日頃に 太陽風速度の高まりをもたらすかもしれません。 すると、年末にかけて今年最後のオーロラの強まりを 見ることができるかもしれません。 この領域の拡大写真を、今日の1枚目に掲載します。 左右の黒点群のダイナミックなコロナの構造と一緒にご覧ください。 太陽風は、昨日のニュースの後も速度が下がり続けて、 今朝には340km/秒の低速状態になりました。 磁場強度も2〜3nTと弱まったままです。 太陽風はとても穏やかです。 このため、磁気圏も静かで、 AE指数は全く変化していません。 太陽の中央のコロナホールの影響が来るまで、 太陽風と磁気圏は穏やかでしょう。 (c) SDO(NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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