宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/19 13:15 更新 太陽風はやや高速の状態が続いています。STEREO BehindのHi1に地球が見えています。 担当 篠原 太陽風の速度は、480〜500km/秒に高まった状態が続いています。 一方、磁場強度は8nTから4nTと平均的な値に下がりました。 太陽風の弱い高まりは終わりに近づいていると思われます。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球のコロナホールはもう西の端に遠ざかっています。 太陽風の変化がこの領域と関係しているのであれば、 そろそろ終わっても良さそうです。 磁気圏では、AE指数の前半で弱い活動が発生しています。 太陽風の磁場がまだ強めだった頃に、 南向きに振れたときに発生している変化です。 磁場強度が弱まってきてからは、南にも大きく振れなくなり、 磁気圏も静かになっています。 太陽では、東の端から新しい黒点群が姿を現しました。 1635黒点群と番号が付けられています。 姿を現してからは、特に目立った活動は起こしていません。 今後どの様な動きを見せるでしょうか。 昨日、TwitterでSTEREO Behind衛星のHi1カメラに 地球が入っていることを教えていただきました(ありがとうございます!)。 写真の右端に少しだけ顔を出しています。 いつから見えていたのかとさかのぼってみると、 今月の初めの頃から、ちらちらと明るい姿を現していた様です。 (写り方が少し変な気もしますが、11月にはこの光は見えていません) STEREO衛星もいよいよ太陽の向こう側に回ったのだなと実感します。 STEREO Behind衛星のHI1カメラの右端に地球が見えてきました。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Behind衛星のHi1カメラに見えた地球。 (c) STEREO (NASA) 現在のSTEREO衛星の位置。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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