宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/17 12:42 更新 太陽風磁場の南向きの傾向が続き、小規模のオーロラ活動が続いています。 担当 篠原 SOHO衛星LASCO C3の写真の左から、夏の天の川が現われました。 これから年末にかけて、ゆっくりと動いて行きます。 反対の季節である冬に、太陽の向こう側を通り過ぎるのです。 太陽風は、速度400km/秒と平均的な風が続いています。 磁場強度も7nTに少し強まった状態で安定しています。 太陽風としては比較的穏やかな状態ですが、 磁場の南北成分は、-3〜-5nTくらいの南寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏では弱いオーロラ活動が続いていて、 AE指数のグラフでは、 300nT前後の小規模の変化が連続的に発生しています。 その傾向は現在も続いている様なので、 この後、アラスカのライブカメラで ある程度のオーロラの活動を楽しむことができるかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールは西の端に遠ざかりつつあります。 太陽風は、今後、磁場強度や速度が下がり、 磁気圏も静かになるでしょう。 太陽は、西の端でC1程度のフレアが複数発生しています。 東の1633、1634黒点群は、Bクラスの小さな活動程度です。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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