宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/12/16 13:36 更新 太陽風磁場が南寄りになり、活発なオーロラが発生しています。 担当 篠原 太陽風は、昨日から今日にかけて速度が少し上昇して 380km/秒と平均的な速度に近づいています。 反対に、磁場強度は10nTから7nTに少し下がり、 平均よりも少し強まった状態です。 大きな変化ではありませんが、 コロナホールの影響がやって来ているのだろうと思います。 そして、昨日注目していた太陽風磁場の南北成分は、 その後も南寄りの傾向が続き、-5nT付近で推移しました。 このため、磁気圏の活動度も高まって、 AE指数のグラフで、500nT程度の中規模の変動が何度も発生しています。 このうち、世界時20時前後のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 素晴らしいオーロラが、空を明るく彩っています。 現在の太陽風磁場南北成分は、 南寄りの振れ方が少し小さくなっています。 この傾向が続くと、今後のオーロラ活動は弱まるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは太陽の西半球を進んでいるところです。 地球への影響は、明日から明後日くらいまで残るかもしれません。 太陽は、東から現れた新しい黒点に、 1633群、1634群と番号が付けられています。 SDO衛星によるこの領域の拡大を掲載します。 この領域では、Bクラスの小さな変動が度々発生しています。 今後の活動の推移に注目してください。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による1633、1634黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |