宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/18 14:18 更新 太陽風はやや高速の状態になっています。コロナホールの影響が残っている様です。 担当 篠原 昨日のニュース以降、 太陽風の速度は400km/秒から480km/秒くらいに速度が高まり、 そのまま、やや高速の太陽風が続いています。 磁場強度も8nT前後にやや強まったままです。 コロナホールが通り過ぎて太陽風は弱まると思ったのですが、 反対に影響が遅れて強まっている様です。 太陽風磁場の南北成分は、-5nTくらいに南向きに振れて、 磁気圏の活動を強めていた様です。 AE指数は、図の前半に3つの大きな変化が発生していて、 800nTから1000nTを超える大きな変動が観測されています。 その後、太陽風磁場は北寄りに変わり、 磁気圏の変化は小さくなっています。 太陽風速度の高まりは、あまり長く続かないと思いますが、 どのくらいまでやや高速の状態が続くでしょうか。 太陽は、西の端の1631黒点群でC1の小さなフレアが発生した程度です。 1633、1634黒点群はあまり活動的ではありません。 北半球の東端の向こう側に活動的な領域があるようで、 どの様な黒点が姿を見せるでしょうか。 また、北西部でフィラメントの噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 SOHO衛星LASCO C2を見ると、CMEが北向きに噴き出しています。 動画ではほとんど上に向っているので、地球への影響はなさそうです。 (c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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