宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/12/13 12:57 更新 300km/秒付近の低速太陽風が続いています。磁場が南向きに振れてオーロラ活動が発生しました。 担当 篠原 太陽風は、速度が270km/秒から310km/秒へ少し上がっていますが、 かなり遅い状態が続いています。 太陽風の磁場も、強度は5nTと平均的な値で安定していますが、 昨夜、12日23時(世界時12日14時)頃に、 大まかな方向が切り替わるセクター境界が到来しました。 27日周期の図を見ると、「A」から「T」に切り替わっています。 そして、この変化と関係しているのか、 太陽風磁場の南北成分が、半日ほど -5nTの南向きに変わり、 その影響で、弱いオーロラの活動が発生しています。 AE指数では、300nT程度の小さな変化が2回ほど発生しています。 この後半の変化によるオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 夜空を東西にまたがって、オーロラの帯が踊っています。 現在の太陽風磁場南北成分は、 0nT付近に戻っています。 これからカナダやアラスカのライブカメラは良い時間帯を迎えますが、 このままだと、ちょっと難しそうです。 そして、SDO衛星AIA193では、 太陽の南半球の中心部にコロナホールが達しています。 明後日くらいから影響が見られるかもしれません。 太陽は、昨日見えていた新しい黒点に1631黒点群と番号が付きました。 更に、その右隣にも新しく1632黒点群が現われています。 フレアは、1629黒点群でC5.7と少し大きめのCクラスフレアが発生し、 その他にもBクラスの小さなフレアが起きています。 特に活発化しているという印象はなく、 現状程度の活動が続きそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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