宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/11 10:11 更新 太陽風は300km/秒台前半の低速風が続いています。太陽の活動も穏やかです。 担当 篠原 低速の太陽風が続いています。 速度は、340km/秒から320km/秒へより低下しています。 磁場強度は、一時的に8nTに少し強まった時間帯もありますが、 全体としては5nTと平均的な強度で安定しています。 太陽風磁場の南寄りの傾向は、日本時間で昨日いっぱい続きました。 現在は0nTをはさんで、南北に振れています。 AE指数のグラフは小さな変化が数回発生している程度で、 ノルウェー・トロムソの全天カメラでも、 弱いオーロラが一時的に見られた程度で、 穏やかな状態でした。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球中央の高緯度寄りに小さなコロナホールが見えています。 緯度が高めであることと、小さいことから、 地球への影響はほとんどなさそうです。 また、この写真では、南東部にも少し広いコロナホールが見えています。 こちらも緯度は高めですが、広さがあるので、 ある程度影響はやって来るかもしれません。 5〜6日後くらいになりそうです。 太陽は、中央部の1630黒点群で 10日15時(世界時10日6時)にC5.5の小規模フレアが発生しています。 しかし、以降は目立ったフレアの発生もなく、穏やかな状態です。 太陽の東端で、コロナのループ構造などの美しい動きを SDO衛星AIA171カメラで見ることができました。 動画を掲載しますのでご覧ください。 1日半ほどの映像です。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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